#235 「引退試合」と「Jドリームズ AED普及マッチ」
-
ペスカドーレ
2012年08月02日 00:54 visibility615
まずは、二人の日本サッカーに大きく貢献してきた名選手の「引退試合」についてです。
昨季限りで現役引退を表明した元日本代表DF宮本恒靖氏(35)の引退試合が、先月16日にホームズスタジアム神戸で行われました。
かつての日本代表選手などが一堂に会した豪華な試合の後には、多くのサポーターが見守る中、宮本氏らしい引退の挨拶で締めくくられました。
挨拶は「サッカーはこの日本でもっと大きな存在になれると思います。そうなっていかないといけないとも思います。毎試合スタジアムが満員になること。親子3世代が手を取り合ってスタジアムに行くことが普通になること。グラウンドがたくさんできて、子どもたちがどこでもサッカーをできるようになること。そしてW杯で日本が優勝する日が来ること。絶対にそんな日が来るのではないかと思ってます。」
彼らしい熱い思いが込められたメッセージで、一人の偉大な選手が新たなステージ(指導者)へと、飛び立つ決意も表明されていました。
http://www.vissel-kobe.co.jp/special/miyamoto/report.html
また一人、同世代の名選手が引退していきました。
やはり同世代のプレーヤーが、別のステージへと飛び立つのを聞くと、感慨深いものがありますね…
次にもう一人、私も高校時代対戦したことがある同世代の選手が引退します。
今年4月に元日本代表FWでツエーゲン金沢に所属していた久保竜彦氏(35)が、現役を引退しました。
彼は現在、広島県のNPO法人、廿日市スポーツクラブにてコーチに就任していますが、昨季まで所属していたツエーゲン金沢が主催となり、久保竜彦氏の引退試合を行うことになり、『ツエーゲン夏祭り2連戦』と題した7月21日(土)、8月4日(土)のツエーゲン金沢のホームゲーム2試合での企画の一つとして、引退試合は8月4日(土)西部緑地公園陸上競技場にて行われます。
なお、8月4日と言えば、久保竜彦氏とも交流があった松田直樹氏(2011年8月4日心筋梗塞にて急逝)の一周忌にもあたるため、久保竜彦氏をはじめ、松田氏にゆかりがある選手達で構成した「Jドリームズ」と石川県社会人サッカー連盟選抜チームが前座試合として対戦します。
また、ツエーゲン金沢はこの試合で、2011年8月4日に起きた故松田直樹氏の事故死を風化させないためにも『AED普及マッチ with Jドリームズ』という企画もあり、サッカーファミリーが集まり、松田直樹氏の一周忌に黙祷を捧げ、日本全国のサッカーファミリーの安全を祈りたいとしています。
試合前には、指導者や保護者に対してAED普及活動や救命講習会&100人でのデモンストレーションなども開催されます。
『AED普及マッチ with Jドリームズ』
ツエーゲン金沢8月4日ホームゲームの前座試合
「Jドリームズ 対 石川県社会人サッカー連盟選抜」(13:00キックオフ予定)
※ツエーゲン金沢 対 長野パルセイロ の試合は16:00キックオフ予定
会場/
西部緑地公園陸上競技場
<Jドリームズ 参加予定選手>
GK
都築龍太(元浦和レッズ)
DF
田中誠(元ジュビロ磐田)
中西永輔(元横浜F・マリノス)
辻田真輝(元大宮アルディージャ)
麦田和志(元徳島ヴォルティス)
MF
前園真聖(元横浜フリューゲルス)
名波浩(元ジュビロ磐田)
奥大介(元横浜FC)
山根巌(元ツエーゲン金沢)
FW
久保竜彦(元ツエーゲン金沢)
安永聡太郎(横浜F・マリノス) ※チーム名は現役時代の主な所属クラブ名
『久保竜彦氏、山根巌氏引退セレモニー』
日本代表やJリーグで長年プレーし、「ツエーゲン金沢」を最後の所属チームとして現役を引退した両氏の功績や、ツエーゲン金沢への貢献を称え、この試合にて引退セレモニーが実施されます。
『ツエーゲン夏祭り2連戦』
http://www.zweigen-kanazawa.jp/news2012/newsDetail290.html
『ツエーゲン夏祭り2連戦 2万人チャレンジ 第2弾AED普及マッチ』
http://www.zweigen-kanazawa.jp/news2012/newsDetail357.html
【松田直樹1周忌「メモリアルフラッグ」記帳】 (松本山雅、横浜・F・マリノス、ツエーゲン金沢共同イベント)
http://www.yamaga-fc.com/news/2012/07/24/1343102541009.html
ちょうど1年前の今日(8月2日)、午前中の練習中にその事故は起きました。
決して風化させてはならない、日本のプロサッカー選手の死亡事故です。
現役選手であった松田氏の死去は、サッカー界のみならずスポーツ界全体に大きな衝撃をもたらしました。松田氏が倒れた際、練習場にAEDが設置されていなかったことから、サッカー界だけでなく他の競技団体にも、競技場や練習施設にAEDを設置する動きが広まりました。
結局、この時も“事が起きてから…”でした。
その後、見繕うように取られた処置で充分な設備投資や普及が進んでいる訳ではありません。まだまだ不十分です…
AED設置がJFLにも義務化されても、設置場所や使用方法を知っていなければ意味がありません‥何より『AED』が万能の器械のように取り扱われていますが、除細動の適用時間を繋ぐための『心肺蘇生法』も必要なんです。
残念なことに、スポーツ選手が同様の事故に遭遇した時‥助からない危険性を残しながら、早1年が経過したことに気づいていないのです((((;゚Д゚))))
このツエーゲン金沢が企画したイベントには、大きな意義があると思います。
サッカーのプロ団体が、地域に対して互いの「人命を再認識する」という重要な貢献・普及活動になるのではないか?ファンあってのクラブ、選手あってのチーム‥そのように思います…
地域住民の「心」を引き寄せる‥互いを支え合う「絆」を築くことが、魅力あるクラブ作りに必要な要素ではないでしょうか?
このタイミングで松田直樹氏の1周忌に伴うイベントが計画されているクラブが少ないことは、本当に残念で仕方ないです゚(゚´Д`゚)゚
松田直樹が遺したものって何だったんでしょう…
もっと松田選手のことをクラブもマスコミも広報して良いと感じますが…
- favorite26 chat4 visibility615
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件