明日からの巨人

天王山となった中日との3連戦を2勝1敗で終え、優勝の可能性を残した巨人。

中日が残り7試合を7連勝した場合は無条件で優勝の望みはついえるが、

他力本願ながら、少なくとも1敗はするだろうという可能性に賭けるしかない。

巨人は10月2日から残り2試合があるからまずこれを絶対的に全勝することだ。 

明日から5日間試合はないのでじっくりと調整ができる。

その間に中日は阪神、広島を相手に4試合をこなすので、結果を横目で見ながら、虎視眈々と・・・。

セ・リーグは近年稀に見るような壮烈な三つ巴のデッドヒートを繰り広げた。

振り返れば、巨人はよくも中日、阪神に喰らいついていけたものだと思う。

今年のチームについて決して強いという印象はない。 

小笠原、谷の補強がなければ優勝争いに絡めなかっただろう。

それだけ自前の戦力が弱かったということだ。はえぬきの常勝軍団を築くまでの道のりはまだまだ遠い。

二軍が活性化し、高卒ルーキーが活躍してイースタンリーグで7年ぶりの優勝を飾った。

これが希望の源だ。彼らが近い将来強い巨人をつくっていくだろう。

明日からの巨人。目の前の栄光と将来の黄金時代を見据えながら、また淡々と自らを鍛え、チームの力を少しでもあげていくだけだ。