田中将大って凄すぎる。

9月27日、北海道で育った田中将大が初めて札幌ドームで凱旋登板をした。

しかも、当代随一の好投手ダルビッシュ有との対決でファンはおおいに盛り上がる。

そこで田中は今季最高の投球を見せた。プロで１０勝をあげた実績は伊達じゃない。

1点のリードを守り、完封ペースで九回裏のマウンドへ。

最後は同点打を浴び、サヨナラヒットを打たれて涙を飲んだ。

が・・・・、

もはや誰も今年の春高校を卒業したルーキーだとは思わない。

すごい・・・すごすぎる！

甲子園で高校２年生にして頂点を極めた。

そこから消えていく選手も多いのに。

肩や肘を痛めてつぶれていく選手も多いのに。

田中将大はこともなげにプロ野球の海を泳いでいる。

楽天というチームに入ったことも登板の機会を充分に与えられることを考えれば良かった。

彼としては他に入りたかった球団はきっと他にあったと思うが、

あのドラフトの日、楽天に指名された直後の記者会見ではそんなことは微塵も見せなかった。

堂々と受け答えをしていた田中のすがすがしい表情を見て頼もしいものを感じたものだ。

プロ野球もまだまだ捨てたものではない。

こんな素晴らしい若者が夢を託して飛び込んでくる。