ヒルマンの進路。

日ハムは実のところいい投手が少ない。

昨年活躍した八木は不調で、柱になる投手がダルビッシュだけ。

投打ともに昨年よりも戦力的には劣るチームとなっている。

中日は逆で先発、中継ぎともに優良な駒が豊富。

両チームともに堅い守備を基本に機動力を生かした野球を展開する。

投手力の差がそのまま結果に出てくるのは当然のこと。

日ハムにはダルビッシュしか完全に抑え切る投手はいない。

どう考えても、ダルをどう使うかがこの短期決戦の鍵だ。

中3日で投げさせるくらいのことをしないと勝てないと思う。

ダルはスタミナがある方ではないのでこれは危険な賭けではある。

しかし、どんな非難を浴びようともこのくらいの「博打」をするのが勝負師だと思う・・・。

問題はヒルマンの退団が決まっていること。

本人は「今年はかつてないほど日本一への執着が強い」と周囲に吹聴しているが、

それだけ執着が弱い証拠だと思う。

去っていく後ろめたい立場として若い投手を壊すような真似はできるはずがない。

やはりシリーズ前に退団を公表したのはマナー違反。

後の世まで許されないことだったと言われても仕方ないこと。

それを諌める役目のGM高田氏が先にヤクルトに移籍しちゃってるんだから・・・しゃーないか。（苦笑

思い出すのは、巨人対西武が熱戦が繰り広げた1994年の日本シリーズ。

第6戦の試合前、両チームの選手が練習中だった東京ドームの電光掲示板にデカデカと読売新聞ニュースとして「森監督辞任」のニュースは表示された。

いわゆる「すっぱ抜き」 。

西武の選手たちには知らされていなかった事実であり、大きな動揺が走ったといわれる。

その影響か西武はこの試合で破れ、巨人が日本一を決めた。

さすが読売！やることが汚いと評判になったものだ。（苦笑

さあ、このまま終わってしまうのか、ヒルマン。

「え？そんなことまでやるの？？」

という驚愕の采配を見せて欲しいものだ.。

なんせメジャーの監督なんだから！！！