奈良さん

マネージャー(とはもはや名ばかり)のみやこです。

 

先日、東久留米市サッカー協会の理事長であり、フエンテのGMでもある奈良さんが、逝去いたしました。
ここに謹んでご冥福をお祈りするとともに、ご報告申し上げます。

 

と言っても、まだ受け入れられません。
グランドに行けば、ウエストポーチを腰につけて、ニコニコしながらグランドを眺めている奈良さんが、軽快なガラケーの呼び出し音に「もっし〜?」と愉快に電話に出る奈良さんがいる気がしてなりません。
奈良さんの一本締めの声が聞こえる気がしてなりません。。

 

息子に「明日はナームーしに行くからね」と言うと、なぜなに期の息子に「なんで?」と聞かれ、答えられませんでした。

葬儀に参列させていただきましたが、それでも信じられません。
だって、遺影の写真が若すぎて別人みたい。
棺に眠る奈良さんに、息子と共に挨拶をすると「なにしてるの?なんで寝てるの?」と問う息子に返す言葉が見つかりませんでした。

 

娘が産まれたことを報告しそびれてしまったことが何よりの心残り。
いつ連絡しようか迷ってるうちに時が流れてしまった。
早く連絡しておけばよかった。。

 

私がフエンテに入るきっかけになった。
婚姻届の証人になってくれた。
結婚式では乾杯のスピーチをしてくれた。
なぜかたまたま、私の誕生日は毎年一緒に過ごすことになり、お祝いしてくれた。
私も選手として所属していたフエンテの兄妹チーム、カフリンガBOYSが全国大会に出場した時は、神戸でも北九州でも北海道でも応援に駆けつけてくれた。

 

私にとっては、父親のような存在でもあった。
酒と女が大好きすぎて、ちょっとだらしないところもあって、反抗した時期もあったけど。

 

奈良さんと、フエンテの練習を見ながら、ベンチに座って、フエンテの、東久留米の将来について語る時間が好きだった。
試合中の奈良さんの叱咤激励は、フエンテに必要な声だった。
日曜の夜遅くまでのスタッフミーティング。奈良さんが2人前+デザートを注文するのに驚きながら、チームのことを話すのはとても濃い時間だった。

 

フエンテを創り、久留総を人工芝にし、サッカーをこよなく愛した奈良さん。

奈良さんがサッカーを愛したように、たくさんの人に愛されていた奈良さん。


その証拠に、葬儀には社会人サッカー連盟の方や、都リーグでお世話になった対戦相手の方々もたくさん来てくださった。

 

紛れもなく、今フエンテがあるのは、フエンテがこの恵まれた環境でサッカーができるのは、熱い熱い想いを持った奈良さんがいたからこそ。
今の選手にも、これからの選手にも、忘れないでいてほしいと思う。
そして、その環境を大事にしてほしいと思う。
何年経っても、そんな熱い想いを、脈々と受け継いでいってほしいと思う。


葬儀では子連れだったから感傷に浸れなかったけど、この文章書きながら涙が止まらない。。

 

奈良さん、本当に本当にありがとうございました。
いや、過去形にするのは辛いから…
本当に、本当に、ありがとうございます。
安らかに眠って…いないだろうな。
相変わらずサッカーして、お酒を飲んでいるんだろうな。
楽しみながら、これからも東久留米のサッカーを見守っていてください。

 

心より感謝を込めて。
みやこより。 

 

 

 

 

 

 

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