兵庫大会つづき~姫路で神戸で明石な一日

  • 仲本
    2016年07月11日 23:47 visibility612


この日の姫路の第三試合は神戸弘陵と明石の対戦。いずれも甲子園出場経験を持つが、古豪・明石はともかくとして、神戸弘陵も報徳・東洋大姫路の跡目を狙う有力私学勢に入れそうで入れないままずいぶん経ってしまった感がある。

試合前から弘陵のスタンドは大きな声量で盛り上がっていたが、応援がまるっきりサッカースタイルなのだった。最近はこういうところも増えてきていて、時代は流れているなあと感じる。

明石高校は昨年の秋、というよりまだ夏の甲子園の大会期間中だったのだが、一度この学年の試合を見ている。このときは社高校と対戦して敗れたというスコアメモが残っている。


(神戸弘陵はちょっと見ないうちにユニフォームのデザインも変わっていて、細い二本のストライプが入っている。この写真では全然わからないと思うが)

一回の表弘陵は先頭打者がいきなりレフト前へクリーンヒット。一死満塁と立ち上がりを攻め、5番打者のタイムリーで2点を先制した。

追う明石は2回一死3塁のチャンスをつかむがスクイズ失敗で走者が挟殺。
3回に再び一死3塁、ここもスクイズを試みるがファウル。打ち直しとなった当たりがしかしショートの右を襲う。飛びついて止めるもバックホームは無理。一塁アウトにする間に三塁走者生還で1点差に迫った。

5回の表、弘陵はこの日2打数2安打の1番谷からの攻撃。勝負のポイントと見たがここも鮮やかにレフト線へ流し打ってツーベース。この走者をヒットで返すとこの回結局打者一巡、5点をとって7-1と大きくリードを奪った。


明石のエース大西投手はがっしりした体格で力のある真っすぐを投げ込んでいたが、神戸弘陵の打線が一枚上手で一巡目からしっかりミートしていた。もうひとつ空振りをとれる変化球があれば、というのが惜しまれる。

ミートといえば明石打線は弘陵・東投手の速球にやや押されているところはあったものの、手も足も出ないという感じでもなかった。組み合わせによっては一つ二つ勝ち上がっていたかもしれない。大会がもう少し進んでから見てみたいような対戦だった。

それにしても6点差は重い。たっぷり二時間コースの帰りのことも考えて、前半5回終了のところで球場を出ることにした(最終結果は9-1、7回コールドで神戸弘陵が勝ち)。



(明石高校の横断幕は「必勝」も何もなく、ただこれだけ。)

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