「チーム券」で消化不良

  • 仲本
    2009年11月25日 22:55 visibility3406

前回の日記で社会人野球の「チーム券」についてちょこっと触れた。
思ったより考えがまとまらなくて、このままスルーしてしまおうかとも思ったが、
珍しく「続きが見たい」に3つも評価がついていて、日記評価数平均は6.25だからしてこれは異例のこと。なんとか頑張って書いてみます。憶測が多くてあやふやな記述になってしまいますがすみません。
それは違うよ、というのをご存じな方は後学のためにぜひご教示ください。

そもそも社会人日本選手権の入場料はいくらかというと、
特別席券(ネット裏) 1,500円、一般席券(ネット裏を除く内野1階席) 1,000円の2段階。
中高生券は500円となっている(いずれも当日券)。

で、チーム券の額面は一応600円。ただ、チーム券については当日券売り場には売っていない。出場チームの応援者用ということで、おそらくチームごとに割りあて枚数があるのだろう。

どこのチームも自チームのベンチ側スタンド入り口に応援者受付の窓口を設けていて、だいたいはただでもらえる。わたしも受付をやったことがあるが、やってきた人が会社関係者かどうかなどはまず聞かない。聞いたところでよくわからないからだ(選手のいとこかもしれないし、会社の人間が先に球場に入っていて、取引先の野球好きの人が後で球場に合流してきたのかもしれない。ただ、そのへんもきっちりした会社さんでは確認するところもあると聞くが)。

詳しいことはよく知らないが、割り当て枚数分のチケット代は前金で出場チームが払っているのではないか。そうでなければあんなに気前よく(?)チケットを渡すことはない。先払いなのだとしたらとにかく人が入ってくれないとまるまる損になってしまう。じゃあその費用はどこから出るのかといえば、まずは事業収益の中からいくばくかは野球部予算として計上しているだろう。また、「野球部応援費」などの名目で、従業員(希望者)からたとえば一口500円とか1000円とか徴収していると思われる。全国大会に出場しないと存在意義が問われるし、勝てば勝ったで出費はかさむしで、なるほど事業見直しのやり玉に挙げられるわけだ。企業チームならまだしも、出場して金取られるのではクラブチームは大変だと思う。

もうひとつやり方としてうまくないなと思うのは、一般席券とチーム券で座席の区分をちゃんとしていないことだ。知らない人が当日券を買って入って、同じ所にタダで座ってるやつがいたら腹立つだろう。せっかく一般券を買ってくれた人も次からお金払ってくれなくなるのではないか。ファン層の拡大を狙うのなら「出場チームに縁もゆかりもないけれど、野球が見たいのでちょっと寄ってみました」という人が何度も(お金を払って)来てくれるように持っていく方策を考えたほうがいい。応援の動員を本気でかけてものすごく人が集まったらどうするのさ(実際、都市対抗ではかなり応援席が埋まる試合もある)、ということであえて分けていないのだろうが、基本的には関係者の数には限りがあるのだから。

私みたいにチーム券貰いまくっている人間が言えた義理ではないのだが、
それはそれとして、なんだかなあ、と思っていること。

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