職人芸に挑戦~スコアボードを書く
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仲本
2018年09月22日 22:35 visibility4870
甲子園球場のスコアボードは伝統の明朝体、しかしかつての手書き時代の味を出すためにわざわざ場内アナウンス係の方が作成しているのだという新聞記事を以前読んだことがあります。今ではかなりの文字がデータベース化されているとは思いますが、それでも夏の甲子園で珍しい名字の選手がやってきた場合は、大会までほとんど時間のない中で作成が大変そうです。
今回、試みに表計算でおなじみExcelでどこまで迫れるかやってみました。
一文字24x24ドット。手書きのころは2文字が標準でしたが、現在のスコアボードの選手名は縦に3文字並ぶのが標準サイズのようです。
細かい正方形のセルを作り、おもむろに黒で塗りつぶします。
24x24を囲む罫線を引き、その中をさらに縦横3分割。これが一文字分のスペースになります。
選手名9人+予備1人分を並べます。守備位置を示す数字が入る欄、攻撃チームと打順を示す赤ライン、あとチーム名が入る欄も忘れずに。全部詰めて並べると見づらくなるので、罫線の間にセル2つほどの間隔をあけておくとよいでしょう。
あとはひたすらセルを白で塗りつぶしていくだけの簡単な作業です(汗
画数の少ない字であれば、縦画と横画は3:1の割合がよいです。
右払いは大きな三角形を意識するといい感じになります。
正方形を9分割しておくと漢字の「へん」や「かんむり」のバランスがとりやすくなります。
あと、甲子園の字体で特徴的なのは「さんずい」だと思います。カタカナの「シ」より「ミ」を意識して作ったほうがそれらしく見えると思います。
ウインドウを2つ作って、見え方を確認。
左が倍率100%でセルを塗りつぶすのに使います。右は15~20%くらいがいいようです。
バランスをあれこれ直しながら進めていきます。
そんなこんなでできあがり。ね、簡単でしょ?(白目)。わりとそれっぽい。
延長18回裏、サヨナラの場面ですね。現代版にリニューアルされてますが。
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