ダイレクトパスの必要性
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ぽちお
2010年12月09日 21:48 visibility5837
ダイレクトプレーとは来たボールをトラップせずにパスやシュートを行うプレーのことです。
トラップをすると自分の思った位置にボールの勢いを殺して持ってこれるので次のプレーの難易度は低いですが、ダイレクトだと味方が蹴ったボールに合わせてタイミングや蹴り方などを変えないといけないので難易度は一気に上がります。
それ故にコートの狭いフットサルではサッカーよりも「止める・蹴るの重要さ」が良く言われています。
でも初心者のうちからダイレクトプレーを練習には組み入れてチャレンジするべきではないか? という個人的意見をちょっと書いていきます。
ダイレクトプレーの長所は
・トラップ等時間のロスがないため相手の守備にズレを作りやすい
・「ダイレクトでのプレーがあるかも」と相手に考える選択肢を増やすことでヤマを張らせない
ダイレクトプレーの難しい点は最初に挙げたプレー自体の難易度の高さと、事前に敵味方の位置を把握しておかないと適当に蹴るだけになってしまうので、ボールを持っていない場面でも常に次のプレーを意識していないといけないという頭を使う難しさもあります。
ダイレクトプレーをまったくできないとプレーの最初に必ずトラップが入ることになりますが、サッカー経験者が相手だとほぼ間違いなくトラップした瞬間にプレスをかけてきてボール奪取を狙います、ここが一番ボールを奪いやすいと経験上知っているからです、その上必ずトラップすると分かってしまえば予めきつくプレッシャーをかけられてしまいます、そうなれば自然とミスも増えるでしょう。
ダイレクトパスがあればトラップ無しでのパスカットも視野に入れなければいけないので守備の間合いが広くなります、それだけでも何本かミスしたとしてもお釣りの来る効果だと思います。
次に短所である事前の情報収集ですが、これは本来ダイレクトパスでなくても常に敵味方の位置は把握することで次のプレーへの移行のスピードは上がり、上達していく上でいずれ必須になるものなので、その部分を伸ばす為にも早めに身につける方が良く、これが早めに身につけば上達のスピードも一気に上がると思います。
トラップしてから次のプレーを考えている人はダイレクトをぜひ取り入れて考えながらプレーする癖を付けて欲しいと思います、フットサルの奥の深さが見えてきてもっと楽しくなります♪
そうは言ってもダイレクトは難しく「失敗しそうだから・・」と二の足を踏んでしまうのも分かる心境です、ここで自分の友人でダイレクトプレー命の人が他人から「ダイレクト多すぎないか?」と言われた時に言い返していた言葉を贈りましょう。
「ダイレクトは難しくてミスしやすいけど、じゃあトラップってミスしないの? その後のパスは? ボールを触る回数が増えた方が敵も近づいてくるしミスする可能性は増えるでしょ?」
最初はパスをくれた味方にダイレクトでそのまま返すくらいから始めれば良いと思います、場面が限られていようとも有効性は必ずあります。
フットサルやサッカーは駆け引きがあります、どんなにおかしなプレーでも相手が予想できずに成功できればokだと思います、つまりここで言いたいことは「ダイレクトだけでもダメ、トラップするばかりでもダメ、両方あってこそのフットサルでありサッカーである」ということ。
ダイレクトが苦手でも選択肢にダイレクトパスがあると匂わせることに意味があるとも言えます、トランプもフットサルも手札が多い方が有利に戦うことができますCロナウドがまったくパスをしない選手ならこんなに成功しなかったでしょう。
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