「王国」に何が起きているのか。
-
ふたり鷹
2007年04月20日 02:23 visibility79
今季、二度目の三連敗を喫した。投打共にかみ合わず、とくに先発陣が序盤に失点し、追いつけないというゲームがあまりにも目立つ。報道によれば8連続で先発の勝利がついていないという。磐石の体制で臨んだ「王国」に何が起きているのか。
まずは故障者の多さである。オープン戦の小久保を皮切りに相当数の故障者を出している。分けてもとくに大打撃なのが川�の離脱である。このせいでオーダーが思うように組めず、大村は太ももに故障もあり、慣れない6番を打つことになる。出塁率の低い本多、本間という打順に穴はないのか。
怪我で一時離脱していた多村も合わせて 実に3番から6番まで、中軸に三人もの打者がいる。昨日の松中の膝への自打球も考え合わせれば全員に不安がある。多村もヒットを打つものの塁上で首をひねるしぐさが目立つ。チャンスになると小久保が打てず、結果として点が入らない。ブキャナンはまだまだ未知数、柴原も打てないとなると、まったく攻撃陣にめどが立たない。キャッチャーはいうまでもない。
投手陣はどうか。これもまたガトームソンが怪我で離脱、楽天戦に先発した投手は新垣、水田が立ち上がり不安定、杉内が途中で大崩れと散々な始末。これらの不調は、キャッチャー陣に責任のすべてとはいわないが、一部あるとおもわれる。荒れる球を捕逸するシーンが目立つ。もしこれが城島であったら、と思わずにはいられない。要するに、投手と捕手の信頼関係は微妙なところにきているのだ。
チームは一丸であるのか? 泣きっ面に蜂という言葉がそっくりそのままあてはまる現在のホークスの現状を、しかし指揮官は深刻には受け止めていないようだ。報道そのままを受け取れば王監督はいらだっているように書かれている。しかしながらそれはあくまで新聞の記者の目を通したものであり、それがほとんど常套句によって陳腐化された文体であることがたとえば『王語録』を読むと分かる。情報とは誰かの目を通さず、直に接しなければならない。「王国」はいま厳しい冬の時期に当たっている。投手への信頼は篤いものだ。近年では珍しい借金生活も屈辱ではない。いまはじっと耐えるべき時期なのである。しかしその時期はいつか?
それを川�の復帰の時期にあてたい。早ければ5月下旬となるだろう。 それまではなるべくけが人がこれ以上でないことをひたすら祈るだけである。
大村を早く一番に戻し(あるいは故障次第なのかもしれない)、二番に本多、本間を8番に据えるのがよいと思われる。オーダーは次のようになるだろう。
1 大村
2 本多
3 多村
4 松中
5 小久保
6 ブキャナン
7 柴原
8 本間
9 山崎
キャッチャーは田上の技量次第といえるが、伸びる要素を持ち合わせているのだろうか? いずれにせよ、なるべく借金をしないようにし、早くホームに戻って体制を整えなおしたい。
- favorite2 visibility79
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件