「最高のEURO」へ自信を示すプラティニ会長

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    2011年12月09日 12:31 visibility74
2011年最後のUEFA理事会会合を終えたミシェル・プラティニUEFA会長が会見を行い、ポーランドとウクライナでのUEFA EURO 2012共催という「とてつもなく大きなチャレンジ」が一歩ずつクリアされていることを強調した。

ミシェル・プラティニUEFA会長が、ポーランドとウクライナでのUEFA EURO 2012共催を、クリアされつつあるチャレンジと説明した。

ベネツィアで開かれた2011年最後のUEFA理事会会合では、2012年6月8日から7月1日まで開催される本大会に向けた準備の最新状況が報告された。先週は、本大会に向けたカウントダウンの1つとして、グループステージの組み合わせ抽選会がキエフで行われている。

会合終了後、プラティニ会長は次のように話した。「これはポーランドとウクライナだけでなく、UEFAにとっても、とてつもなく大きなチャレンジだ。そして今はこのチャレンジを一歩ずつクリアしているところだ。ここまでは簡単な道のりではなかったが、この2年、(ウクライナの)新しい政府が力を尽くしてEUROのための興味深いシステムを構築してくれた。今やスタジアムも完成し、そのどれもが素晴らしく仕上がっている」

「もう心配はない。今回のEUROは必ずや素晴らしいものになるだろう。サッカーそのものだけではなく、会場の雰囲気、ポーランドとウクライナの人々の歓迎という点においても」とプラティニ会長は続けた。

「この2国にとってのメリットは、インフラの質という面で30年先まで見通しが立ったということだ」とUEFA会長は続けた。「両国は通信網、一般道路網、高速道路網、空港を新しいものに変えようとしている。EUROは3週間で終わってしまうが、これらのインフラはこの先何十年も残る。両国にとって素晴らしいことだ。あとは選手たちがいいプレーをすれば、サッカーにとっても素晴らしいことになる」

プラティニ会長は、今週のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージの結末も関心をもって見守った。そして、チームの質の高さや強さがどうであろうと、試合はプレーが行われるフィールド上で決まるという点を強調した。

「ピッチ上のサッカーで起きていることを常に尊重しなければならない」とプラティニ会長は言う。「サプライズがいくつか起きたが、私は勝ち上がったクラブには常に敬意を払うつもりだ。キプロスのクラブ(アポエルFC)とスイスのクラブ(FCバーゼル1893)がグループステージを突破した。かくして、欧州のベスト16に新しいクラブが入っているのだ」

一方、女子サッカーが理事会の中心議題に上がり、UEFA欧州女子選手権本大会の出場枠が2017年以降12チームから16チームに拡大することが承認された。また、UEFA U-17女子欧州選手権本大会の出場枠も、4チームから8チームに拡大されることになった。

「これで女子サッカーがさらに盛り上がる」とUEFAのジャンニ・インファンティーノ事務局長は語った。UEFAは、加盟サッカー協会とその所属クラブと協力して推進する育成活動を通しても、女子サッカーを支援していく構えだ。



8日にベネツィアで記者会見に臨んだUEFAのジャンニ・インファンティーノ事務局長とミシェル・プラティニ会長

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