栃木vs徳島@グリスタ・フォトレポ3・後半編/北風と太陽

こんばんは。

レポが途中になっていた徳島戦の後半です。


雷で１時間キックオフが遅れて
前半が終わる頃にはもう20時になってしまったこの試合。


そうです
マコちゃんの寝る時間に入ってしまいました←


それはともかく
「気がつけばそこにマコ♪」な
本来マコちゃんが持っている抜群のポジショニングセンスの良さを

ここのところずーっと試合で活かせていないのは何故か…。


自分が頑張りさえすれば結果に繋がる・ダメだったときは自分のやり方を振り返ればよかった個人競技出身者の私には


なかなか見つけにくい答え。


☆☆☆
雷雨のなか１時間以上キックオフを待った2000人余りの栃木サポーター


前節のアウェー岡山で
12試合ぶりに勝利した栃木SC


あの日現場でその勝利に立ち会えたのは
応援席にいた私たち72名と

メインスタンドに駆けつけていたサポーターさんを含め総勢約100名のみ。


今回はその20倍に及ぶ2000人のサポーターが

今度こそ
自分も勝利の立会人になるぞ!!という気合いと期待を持って集まってくれていたはず。


岡山にいたメンバーも
ここから全勝するぞ！それしかない！

と思って集結していたはず。


なのに･･･負けた。


AWAYで勝ってきた次のHOMEの試合で負けるのというのが

栃木SCの長年のクセで


今回もその習慣にもれず手痛い敗戦。

なぜ手痛い敗戦なのかと言えば

昇格に向けたプレーオフ進出に
かなりかなり厳しい状況になってしまったから。


昨年
プレーオフの決勝を国立に観に行って


私も
そのときいっしょにいた仲間も口を揃えて言ったのは「この舞台に栃木はぜったいむりだね!!(笑)」
だった。


栃木SCの選手と
栃木SCサポーターのメンタルでは
かなり厳しいと。


だから
「自動昇格しなきゃね」と。


自動昇格じゃなきゃダメだって思って私は応援してきた。


それが


それどころか


この試合の敗戦でプレーオフへの進出さえ限りなく厳しい状況になってしまった。


だから
甘いことなんて言ってる場合じゃなかった。


まだ次があるよ!

とか


でも選手はがんばったよ!!

と試合後に言っているサポーターをみて
すごく悔しかった。



だけど
あれから冷静になって


もしかしたら
頑張りすぎている想いの強さが
空回りしてるのかもしれないなって。


私たちも選手たちも。



☆☆☆
この試合
松田監督が叫んだ言葉が記憶に残っている。


あの人(監督)が
いっちばん戦ってる(勝負してる)からかもしれないけど



無感動の試合のなかでも監督の言葉だけはいつも胸に響く。


監督がこの日叫んでいた言葉で覚えているのは
このあいだのレポにも書いた「声!声!」


もうひとつはなにかというと




「落ち着け!落ち着け!」だった。


なぜこの試合で
「落ち着け!」という事態になったのか


よくよく考えてみれば
選手たちがそれだけ気合いが入っていたからだと思う。


頭も心も振り切り過ぎて
空回りしていたのではないか。


だとしたら
私は試合のあと

選手たちを
情けなく思って

挨拶にきたとき背中を向けてしまったけど

それは間違っていたなって。


私が
サポーターが
いまやるべきことは
「北風」じゃないんだって。


選手たちは
もうじゅうぶんがんばってるのかもしれない。


あの選手たちのなかではもうあれが精一杯なのかもしれないって。


それならばもう
彼らが
彼ららしく戦えるように


北風をやめて「太陽」でいることが
私たちサポーターは必要なんじゃないかって。


いままでいくつかのチームの昇格に立ち会ってきたけど

それを成し遂げたチームはどこも
選手もサポーターも「達観の境地」に入っていたことを思い出す。

勝っても負けても
動じずに
「さもありなん」と
どんな結果でも受け入れて堂々としていたことを。


☆☆☆

ハーフタイム明け
まこちゃんからクッキーに代わる

円陣

相手は
後半18分にジョンミン選手からドウグラス選手に代える

ポニョが倒れる。

ボロボロの芝
もしここでポニョや選手たちが芝が原因で怪我をしていたら

私はこの芝でサッカーをさせた芝の指定管理会社と
ここまで酷くなるくらい
このスタジアムの使用を管理できなかった県を許さなかったと思う。


芝が剥がれたピッチで
対戦相手の徳島の選手の白いユニも
不必要に泥で染まった。


少ない観戦者。
このボロボロの芝で
選手に試合をさせる環境


そんなクラブが昇格しようだなんて

どれだけ考えが甘かったんだって
どれたげ思い上がりだったんだと痛感させられた試合にもなってしまった。


☆☆☆
後半22分
栃木はサビアに代えて祐介さんを投入する

勝利を信じて応援する栃木サポーター

徳島サポーターさんもそれは同じだ。

発表された入場者数は

2742人・・・


後半36分

栃木はヨシヤんに代えて湯澤くんを準備


同時に徳島さんも宮崎選手に代えて斉藤選手を準備


残り約10分
攻めに入った栃木と
守りに入った徳島さん




この試合にかける想いがより強いのは
栃木なのか徳島さんなのか



つづく