2017 J1昇格プレーオフ準決勝 名古屋vs千葉@パロマ瑞穂スタジアム フォトレポ

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    2017年11月27日 21:01 visibility904
プレーオフの現場(会場)は
何度行っても毎回毎回、物凄い緊張感に包まれてしまう。
 
 
これまで自分が応援してきたチームは、残念ながらプレーオフ圏内に入れなかったり
 
自分が4年前に湘南を応援するようになってからは、湘南の昇格は2度とも自動昇格だったから
 (湘南、あらためてごめんなさい。湘南の昇格の仕方が毎回地味過ぎるとか言っていたけど、それが如何に贅沢なことかを今回思い知らされました)
 
 
プレーオフ当事者(該当チームのサポ)としてスタジアムにいたことは皆無なのにいつも心臓がバクバク。
 
自分の応援しているチームとは別のチームなのに、。
 
 
今回もしかり。
 
 
目の前にいるチームのどちらかは
この一戦で来季のJ1行きが無くなってしまうということになる、こんな試合本当に嫌だと思う。
 
だけど
その現場には
その現場でしか味わえない空気があって
 
そのなかに身を置きたくなってしまうのもまた事実。
 
 
☆☆☆
勝ち点1の重みのことを考えれば
プレーオフなんかそもそも要らないという考え方や
 
 
1~2位に入れば自動昇格出来たのに、2位以内に入れなかったのがすべてというシビアな見方は今回置いておくとして
 
 
来季は
J2のチームがJ1に昇格するには、より厳しい道になることが決まっていて
 
 
来季3位から6位に入ったチームは、
たとえプレーオフを勝ち抜いてチャンピオンになったとしても、
 
その先に待ち受けるJ1・16位チームとの戦いを制しなければ昇格出来ない制度に。
 
そのため
今季1位2位での昇格を逃した名古屋、福岡、東京V、千葉にとっては
 
何としてでも今年じゅうにこのプレーオフを勝ち抜いて昇格を決めておくことが
例年以上の重要さを増していたと言える。
 
 
☆☆☆
13時にキックオフしていた福岡と東京Vの争いは福岡が制して来週の決勝進出を決めていた。
 
福岡と決勝で戦うのは、名古屋か千葉か。
 
 
16時03分キックオフのこの一戦に賭けられた。
 

 

千葉サポーターさんも遠路遙々こんなに大勢駆け付けていた。凄い!
 

 

主審は村上さん。

 

 
名古屋さんの先発は

 

GK武田、DF櫛引、ワシントン、宮原、青木
MF田口、小林、和泉、カブリエル、FWシモビッチ、佐藤         with師匠☆(グランパスくん)
 
 
(敬称略)
 
 
千葉の先発は

 

GK佐藤優、DF近藤、比嘉、溝渕、キムボムヨン、MF佐藤勇、町田、為田、アンドリュー、FWラリベイ、船山
 
(敬称略)
 
 
いつもの繋ぐサッカーではなく、千葉対策を取ってきた名古屋と 
 
ここ最近負けナシで、
シーズンを通してここまで手応えを掴んできたいつものサッカーのまま真っ向勝負で挑んできた千葉
 
 
☆☆☆
今季湘南も苦戦させられた両チームたちの戦いは、予想していた通りキックオフから一進一退。
 
最初にその均衡を破ったのは千葉
 
前半アディショナルタイム、町田也真人選手のショートコーナーからラリベイ!
 

 

 

 
ハーフタイム
チャントを歌い出し、まるでホームのフクアリのような雰囲気を演出していた千葉サポーター

 

 
 
ハーフタイム明けにコメントを求められていたエスナイデル監督
 

 

 
☆☆☆
後半9分 
名古屋は佐藤寿人選手が小林裕紀選手の腕にキャプテンマークを預け、玉田圭司選手との交代
 

 

 

すると
後半16分
近藤直也選手のクリアボールを拾った田口泰士選手がゴールに向かい、1-1の同点に。
 
このときのスタジアムの雰囲気は壮絶だった。
 

 

名古屋のサポーターは轟き、田口選手は何度もチームのサポーターを煽って。
 
対する千葉は相手の
ハンドを訴え
 
しばらく試合が中断

 

 

 
しかしゴールはそのまま認められ試合続行。
 
 
名古屋サポーターからは安堵の拍手が
千葉サポーターからは大ブーイングが
 
 
 
 
試合の見方は人それぞれなので
これで試合が壊されたという人もいるだろうけど
 
現地のメイン席から観ていて感じたのは 
 
 
千葉の選手たちはこのとき
決して気持ちを切らしてはいなかったということ。
 
逆にやってやる感がメラメラ出ていて
そのときのチームの姿はすごくかっこよかった。
 
 
そうして気持ちが前がかりになっていた、
アドレナリンと情熱に溢れていたあのときの彼らを
「集中を切らした」とは言いたくないし
 
あれで試合を壊されたと本気で思っている千葉の選手はいないんじゃないかと思う。
 
 
後半20分 
為田大貴選手に代わって清武功暉選手を投入した千葉

 

 
ところがこの直後の21分
 
名古屋のGK武田洋平選手のゴールキックで飛んできたボールを、千葉のGK佐藤優也選手が痛恨の処理ミス
 
となれば
シモビッチ選手がそれを射止めないはずはなく
これで
名古屋が2‐1と千葉を逆転。
 

 

このとき
初めて
残り約25分間で2点取らなければいけないというプレッシャーを千葉の選手たちから感じた。
 
失点直後の22分
船さま(船山貴之選手)をベンチに下げて指宿洋史選手を送り込んだ千葉
 

 

 (ゴールが見られたらもっと良かったけど、誕生日に船さまのプレーが観られて良かったよ!・・・千葉と名古屋のこんな熱い戦いも見せてもらえて、ネ。)

 
さらに25分には 
溝渕雄志選手に代えて北爪健吾選手と交代カードを使いきったエスナイデル監督
 

 

 
18350人が見守っていた試合。
 

 

電光掲示板の時計の針が刻々と進んでいくなか
 
後半41分 
ゴールを叩き込んだのは
点を奪わなければいけなかった千葉ではなく名古屋だった。
 
青木亮太選手からパスを受けたシモビッチ選手がこの日自身の2得点目となるゴールを決めて
 

 

 
名古屋3‐1千葉
に。
 
 
残り4分とアディショナルタイムだけで3点取らなければいけなくなって
絶望的な状況の千葉だったけど
 
ここでしっかりと意地を見せた千葉。
 
 
北爪選手がガブリエル選手のファウルを誘って、PKを獲得!
 
 
千葉の選手たちが主審に抗議しているのは
今の相手のオウンゴール決まってたじゃんってこと。
 

 

しかし村上主審の判断は、
その前に名古屋の選手がペナルティエリア内でファウルをしており、
そのゴールは主審が笛を吹いたあとで決めているから無効で、PKだと。
 
 
☆☆☆
ラリベイ選手がこのPKを決めたのは後半45分
 

 

 
名古屋3-2千葉
 
アディショナルタイムは5分
 
さぁあと5分で2ゴールとるぞ!
ラリベイ選手、そんなふうに本気で獲りに行っていたように見えた☆
 
 

 

このラテンの血、っていうのかな、羨ましい。
さすがマラドーナの国の人!
 
 
☆☆☆
自分の席は思いきり千葉サイドだったけど、まわりは名古屋サポーターさんばかり。 
 
残り5分で相手より2ゴール有利にいるという状況ながら、
浮かれている名古屋サポーターさんがいなかったのにも驚かされた。
 
 
最後は名古屋の選手がほぼ全員ひいて
攻める千葉、守る名古屋
の構図。
 
 
サンドバッグ状態の名古屋の選手たちをみて
「やめてー!」「やめてー!」の声があちらこちらの名古屋サポさんたちから上がっていた。
 
 
ギリギリのところで勝利を奪われていった経験を、今年名古屋さんもたくさんしてきたのかもしれないね・・・。
 

 

 
後半46分
ガブリエル選手に代わってイムスンギョム選手(※)を投入して試合をクローズしにいった風間監督
 

 

 
☆☆☆
後半50分 
名古屋はさらにこの試合を決定付けた。
 
青木亮太選手がペナルティエリア内でファウルを誘いPKを獲得した名古屋は
 
 
このPKをシモビッチ選手が決めて4‐2
 

 

 

大舞台でシモビッチ選手がハットトリックを達成させたのとほぼ同時に試合終了の笛
 

 

 
ゴタゴタもあった試合だったけど、お互いを労いあっていた両チームの選手たち
 

 

 
千葉のキムボムヨン選手は起き上がることが出来ず
状況もはばからず泣き崩れて動けなかった。
 

 

佐藤勇人選手、北爪健吾選手、清武功暉選手に付き添われて整列に・・・
 

 

 

 

 
☆☆☆
引き上げていく審判団には一言文句を言っていたエスナイデル監督だったけど、
 
名古屋の選手たちには握手やハグをして、その健闘を讃えていたこの潔さ(いさぎよさ)。
 

 

 

 

 

今年ホームで名古屋と対戦したとき
湘南のトシキくん(石川俊輝選手)も
「名古屋の選手の個々の技術の高さ」をインタビューのなかで讃えていたように
 
エスナイデル監督もまた
相手の強さや上手さを素直に讃えることが出来たのだと思う。
 
 
☆☆☆
それが選手を想うあまりだったとしても、それがサポーターにしか出来ない役割だったからだとしても
 
 
田口選手のインタビュー中に
ブーイングを送り続けていた千葉のサポーターの姿はすこしだけ悲しかった。
 
 
気持ちは分からないわけではないんだけど・・・
 
 
☆☆☆
そのプレーが明らかにゴールだと認めたのは審判団だったのは事実だし
 
「田口はわるくないだろ! 」
 

 

メインスタンドにいた
千葉サポーターさんたちがそう言ってくれていたことを、名古屋の田口選手に届けられたら。
 
 
☆☆☆
あのミスを、何故この大舞台でという悔しさはしばらく拭いきれないだろうけど
 

 

いまの千葉のサッカーにおけるGKのタスクの大きさは 
対戦時にその後ろ姿をすぐ後ろの応援席から見ていた湘南の自分たちも感じたし
 
これを乗り越えて、来季に向けて頑張っていってほしい。
 
北爪くんも!
 

 

船さまも、アンドリューも、ドゥ君も、ヤマトくんも、ボムヨンさんも、比嘉さんも皆。 

 

 

 

 

 
 
決勝は
名古屋と福岡。会場は豊田スタジアムになった。
 
湘南、長崎といっしょに上がるのはどこのチームになるのかというのも気になるけど
 
その試合内容に目が離せない。
 
昨日の千葉のようにいつものサッカーを貫くのか
 
いつもの繋ぐサッカーは棄てて---じゃないけど、
昨日の名古屋のように相手対策をしたサッカーに変えて挑むのか。
 
 
 
12月3日はこのプレーオフ決勝のほか
J1もJ3も最終節で来季の立ち位置が決まる試合が少なくなくて、
 
現地で見届けたい試合が多すぎて迷う。
 
結局DAZN中継をハシゴするのが最善策のような気もしないでもないけど(汗)
 
どのチームも選手もサポーターも、どうか最後まで悔いなく戦ってシーズンを締めくくれるように、
 
遠くからでも、願う。
 
 
 
☆☆☆ 
この日

千葉のゼットエースタジアムでJFL昇格を決めたコバルトーレ女川さんと、石さん率いるテゲバジャーロ宮崎さん。

おめでとうございました!

 

 

※追記

イムスンギョム選手なにか気になるなぁと思ったら

2014年に静岡のSBS国際ユース大会で見たとき、湘南ベルマーレに欲しいと思ったあの5番のコだった!

(湘南在籍選手で例えると見た目はグギョンで?プレーはそのとき湘南にいた丸ちゃん・丸山祐市選手的な選手。正確なキックを持っていて後方からの組み立てが得意)

 

 

 ↑

U-19日本代表戦のPK戦でラストキッカー 。

中村航輔選手からゴールを奪った。

 

 

https://labola.jp/blog/user/35565/688965004

 

↑静岡ユース戦

 

https://labola.jp/blog/user/35565/701495002 

 

 ↑

ミーハー日記

 

 

このときの大会、日本代表に玄ちゃんもいたんだね☆

 

 

 

 

 (三浦の弦ちゃんの前にいる背番号9の選手が玄ちゃん♪)

 

 

スンギョム選手、いつの間に日本に来てた!?と思ったらこの夏に来てたみたいで

10月15日の湘南との試合でも、ベンチにいたみたい。

 

 

 

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