巨人、エクトル・メンドーサ獲得(アリエル・ディアスの情報込) (追記あり)

  • ジョン
    2014年07月15日 06:04 visibility2702
(赤字は追記です)

どうも、ご無沙汰してます。
昨日ご紹介した大谷翔平の海外の記事は、本来書く予定がなかったものでして、こちらがメインとして書こうとしていたものでした。7月も中旬を迎え、本当にある話かわかりませんけどね。


「ジョンさん、日記書かないの?」

最近、こんなことを自分の周りから言われ、そういえば最近は何も書いていないなと思い、一応は筆を執ることになったわけです。自分には特に話すことがありませんし、ファームのことは私よりも何十倍も何百倍も知っていらっしゃるベテランの方がいますから、見る専門となっているだけなのですが、非常に痛い指摘を受けてしまいました。

そりゃ自分の日記は書かないくせに、他の方の日記ばかり周囲に紹介していたら(もちろん、動画も紹介しています。)、「お前は書かないのか。」となりますよね。ちなみに、私の周りでは茶柱さんは有名人です。こうして日本の大学生も徐々に茶柱カラーに染まっていくのですね。少子化と騒がれている世の中において、とても良い傾向ではないでしょうか。


さて、キューバからの獲得がトレンドとなってきていますね。
今回は20歳投手を獲得するということで、どういった反響があるのかと日刊スポーツのTwitterについていた返信を見ていましたら、ある人が「投手も一番乗りで、巨人ずるい!」とかなんだとか…。WBCに出場していたわけでもなく、セペダやグリエルやデスパイネやベルなどの目覚ましい活躍を目の当たりにしたわけでもない国内リーグに所属する選手を獲得するくらいで、そのコメントはあんまりだろうと思ったので、反響探しはやめました。
なんでもかんでも巨人だからズルい、ってことですかね。まあ、日常茶飯事です。





























































(セペダさん。2軍で9打数6安打の打率.667。元気だね。)

本題です。


私は20歳投手獲得と聞いて、真っ先に思い出したのは林羿豪とか李昱鴻の青田買いコンビでした。懐かしいなと思い、調べて始めたら止まりません。姜建銘の記事を探してみたり、色々とやっていましたら夜が明けていました。
これについては、またそのうち纏めることにします。

いやあ、キューバリーグ(セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル/Serie Nacional de Béisbol)の成績とか調べていましたが、スペイン語が読めず、かなり苦労しました。英語や中国語とは訳が違うわけです。必死こいてデータかき集めてきました。
キューバリーグは複雑な試合日程で、1次ラウンドで全16チームが争い、その中の上位8チームが2次ラウンドに進んで栄冠を争うという特殊な形式をとっていることを知らない私は、更に必死こかなければならなかったわけです。
こんな複雑なテーマに顔を突っ込まなければ良かったと後悔はしたものの、そこまで苦労してきて今更後戻りできないと考えてしまう私は、ずぶずぶ泥沼にはまっていくように調べ続けてしまいました。


こちらに、キューバのエースであるイスメル・ヒメネスも調査されたという記述がありましたが、その調査をした上でこの20歳を獲得する、ということですから、ヒメネスは不合格だったということでしょう。2012-2013年シーズンに17勝5敗だったエースですが、スライダー主体の投球が目立つ投手でしたし、パワーピッチャーを求めてキューバに来ているであろう日本のスカウトの目には留まらなかったということでしょうか。

まずは本命の獲得候補から紹介します。
(メンドーサ獲得が決まりました)

エクトル・メンドーサ(Hector Manuel Mendoza Ripoll ,20)
190cm/80kg 右投げ右打ち
Birth: 1994/03/05 ←私と同じ誕生日、ちょうど2つ差です。

2011-2012
8試合(先発4 中継ぎ4) 2勝1敗 防御率4.50 22回 自責点11 奪三振13 与四球17

2012-2013
14試合(先発6 中継ぎ8) 0勝6敗 防御率2.42 63.1回 自責点17 奪三振43 与四球33

2013-2014
14試合(中継ぎ) 3勝1敗 防御率2.06 35回 自責点8 奪三振19 与四球11

通算
36試合(先発10 中継ぎ26) 5勝8敗 防御率2.69 120.1回 自責点36 奪三振75 与四球51

報知によると、2012-2013年シーズンと合わせ、通算2勝7敗ということですから、ここに記載した2013-2014年シーズンの記録がちょうど抜けた形で辻褄が合います。
2013-2014年シーズンはクローザーで6勝4敗13S、防御率2.35ということですから、ここに記載した以上に投げており、私が書き漏らしたということでしょう。


150キロ超えの速球を投げる、と言われているメンドーサ。WBC出場経験はなし。
MAXは157km/h、U-16、U-18での代表経験があるそうです。
17歳、18歳の頃から打高のキューバリーグに身を投じていたことになります。
セペダのことを34歳に見ることができない私は、このメンドーサも本当は20歳じゃないのではないかという疑問を持っているのですが、勝手な想像ですので、20歳ということにしておいてあげましょう。20歳でこんなに投げさせていいものかと思うわけですが、カリブの方の選手は頑丈なイメージがあるので、若い頃から投げさせてもきっと大丈夫なのでしょう。それともやはり年齢詐称でしょうか(←しつこい)。
まあ、日本には20歳の160キロ豪腕投手もいることですし、最近ではあまり気にすることのないことになっているのでしょうか。彼が稀なケースだということは承知ですが、それでもやはり20歳での獲得は異例と言わざるを得ません。






























































写真を探しましたが、全然見つかりません。
「hector mendoza pitcheo cuba」と調べているのにもかかわらず、出てくるのは…























































 















































































































































































































































































































































「Luis Mendoza pitcheo méxico」で出てくるべき選手ばかり。
このメンドーサ投手は、個人的に好きな選手なので、たくさん画像持っています(何が好きなのやら?)。こういう選手は(どういう選手?)、惹かれてしまいます。(ホモではありません)
どこかしら、風貌は昨季までソフトバンクにいたパディーヤに似てませんか?























































































































もっとも、ニカラグアとメキシコの違いはあれ、あちらの方の顔は多少似るものですかね。

なぜか、日ハムのメンドーサの話になってしまったので、次に行きましょう。

この選手は、(キューバの)メンドーサとの契約が合意に至らなかった場合に獲得する選手みたいです。
メンドーサとの契約が合意に至ったので、恐らく今後獲得されることはないでしょう。

アリエル・ディアス(Aliel Prieto Diaz , 年齢不詳)

2012-2013
9試合(先発4 中継ぎ5) 1勝1敗 防御率2.86 22回 自責点7 奪三振12 与四球16
2013-2014
7試合(先発3 中継ぎ4) 0勝1敗 防御率7.36 11回 自責点9 奪三振6 与四球10

通算
16試合(先発7 中継ぎ9) 1勝2敗 防御率4.36 33回 自責点16 奪三振18 与四球26

この選手に関しては、全く情報を得られませんでした。
とりあえず、左手でボールを投げるみたいです。





















































































キューバは打高として有名ですが、早打ちとしても有名です。
そのため、投手の奪三振の数がイニング数を超えることは滅多にありません。
昨年まではイニング数が奪三振を超えていた(奪三振率9以上)数少ない投手の中に、ヤディアー・ペドロソという代表的ドクターKがいましたが、昨年のWBCの代表として帰国後、交通事故で26歳で夭逝してしまいました。キューバ国内を見渡しても、1チームにいても1~2人しか奪三振率9を超えている選手はいない中で、非常に惜しい選手を亡くしたものです。
そんな世界ですから、メンドーサにせよ、ディアスにせよ、この奪三振率はキューバ国内で見れば並みであると言えるでしょう。直球が主体であることは間違いないです。
制球も、特に評するところはありません。詳しく計算していませんが、与四球率は両者とも5~6点台くらいですか。これが完成形ならば論外ですし、素材型として獲得していてほしいものです。

問題は投球スタイルではありません。
入団すると仮定した際の、外国人枠、ロースターが大問題です。
リリーフはマシソンが1枠固定、リリーフに外国人を2枠以上置くことは、外国人の絶対数の少ないチームは有り得る行為ですが(日ハムのアンソニー・カーター、クロッタ。ヤクルトのカーペンター、バーネット。広島のミコライオ、フィリップス。など)、巨人にはそのような余裕などありません。ましてや、あの与四球率です、リリーフは有り得ないような気がします。

【先発】 セドン 【リリーフ】 マシソン 【内野】ロペス 【内外野】アンダーソン 【外野】セペダ

この構図の中に入れる外国人は、先発しか有り得ないですから、先発として起用していくのでしょう。中継ぎでの登板機会の多い両投手ですが、及第点、合格点の高いジャイアンツファンを納得させる投球を先発で見せることができるのかは注目です。
ただ注目も何も、彼らの動画も何もありませんし、ほとんど情報もありませんので、話は投げている姿を見てからです。

最後に気になっていることが一つ。
キューバ政府は昨年、「制限付きでの海外移籍」を認めています。
この制限とは、「期限を設ける」というものです。仮にこの投手たちが完成形の投手ではなかったとして、下で修正していくとなった時に、修正している最中に期限が来てしまう、などといったことはないのでしょうか。もしも、即戦力としてでなく、素材育成としての獲得と位置づけているのならば、これは地雷を踏む行為となっているかもしれません。

さて、ロッテのデスパイネ獲得が大詰めを迎えているそうです。
(→2年契約を結びました。デスパイネは飛行機は恐くないそうです。)
7月末、球界は非常に忙しい季節となりますね。
育成選手の支配下登録の準備に忙しい季節にもなってほしいものですが、どうせ無理なのでしょう。せっかく枠は空いているのにもかかわらず、まだ外部から獲得しようと言う話になるのですから。非常につまらない時代になったものです。

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