チームワーク

先日、アロハの試合後の反省会(飲み会)で「チームワーク」という言葉の解釈で議論がありました。

あるメンバーが他のメンバーに「誰かが打てなくても、他の誰かが打つ」のが「チームワーク」だと言っていたので、それは違うのでは?、と私が横槍を入れました。

それは「チームワーク」じゃなくてむしろ「甘え」や「気負い」や「無関心」じゃないかと。

◆他のメンバーへの「甘え」だと思う理由:先の「誰かが」を「自分が」、に入れ替えると、自分がダメでも誰かがやってくれるでしょ? という解釈になりうる。それは他のメンバーへの甘えでしょう。

◆無駄な「気負い」だと思う理由:後ろの「誰かが」を「自分が」に入れ替えると他人の分まで結果に対する責任を取ろうとし、恐らくすくんでしまうことになる。結果責任はリーダー、マネージャーが取れば良いはず。

◆他のメンバー(即ち組織)への「無関心」だと思う理由:最初の言葉通り、誰かがダメでも誰かが打つでしょ、という考え方を自らもプレーヤーとして参加する組織において言う場合、自分が一切その件に責任がないと言うに等しい。組織に対する責任感が無い。誰が打っても良いし、打たなくても良い、という考え方は無関心以外の何者でもない。

じゃ、チームワークって何? って話になりますが、Wikiを参照すると、こう書いてました。納得。


チームワーク(teamwork)とは集団に属しているメンバーが同じ目標を達成するために行う作業、協力、意識、行動など。


つまり草野球に置き換えて言えば、「その試合に勝つ」ために「個々人が」「意識し」「協力し」「行動する」ということだと思います。他のメンバーや自分自身のプレーの「結果」に「期待」をすることがチームワークではないということです。「結果」については、最高の結果を求めて、戦略を練り、戦術を組み立て、最適なオーダーや選手交代(人員配置・転換)、采配を行う監督がすべての責任を取るべきだということじゃないでしょうか。

だから、結果への責任は監督に任せ、チームのプレイヤー全員が、試合に勝つために、いま何をするべきか、意識を共有し、全力でチャレンジすることがすなわちチームワーク。個人が打つ打たないで結果が左右されない組織が強いチーム、というこだと思います。

チームワークを磨き上げられれば、局面に応じた状況判断を全選手ができて、監督からサインが出ずとも的確なプレーを選択できると思う。その理想のチームをつくるために、全員が話し合い、その内容を意識して練習し、挑戦することが大事であり、目標達成への最短の道のりだと思います。

まずはミーティングでこんな質問から議論をはじめても面白いかもしれませんね。

「あなたが打者なら、9回裏無死1塁でバントする? しない? それは何故?(笑)」


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アロハ監督の個人ブログより転載

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