俺から見たカディス対バルセロナ

第12節、カディス対バルセロナです。

 

ラングレは軽傷だったようで、チャンピオンズリーグ、リーガと欠場せずに先発しました。

 

前半

カディスは4-1-4-1の縦横にコンパクトな守備ブロックを形成。バルサがボールを保持します。

 

7分、カディスの左コーナーキック。ニアに送ったボールをファリがそらし、中央でマウロと交錯して倒れたミンゲサがあわてて起き上がりながらヘッド。ボールはゴールに向かいますがテア・シュテーゲンが何とかはじき出します。しかし、ファーサイドにいたアルバロが押し込み、カディスが先制。

 

VARで確認が行われましたが、ミンゲサへのファールはなしとのことでした。あのリプレイだと何とも言えません。

 

13分、バルサは左から中央のメッシへ。メッシは右のデストにスルーパス。デストはDFとGKの間に鋭いクロス。ニアのグリーズマンがスライディングで合わせようとしますが合わず、ファーサイドのコウチーニョが角度のないところからシュートも枠の上に外します。

 

16分、中盤の中央右でメッシがブスケツとワン・ツーから縦にスルーパス。ブライスワイトが抜け出しDFに追いつかれる前にシュート。レデツマがセーブ。

 

25分、ゴール正面からメッシのフリーキック。カディスはゴールのニアとファーにDFを入れて守ります。メッシはファーサイドへシュート。ラングレがレデツマの前でブラインドの役割を果たしますが、レデツマがセーブ。こぼれ球がラングレの背中に当たりますがすぐさまDFがクリア。

 

36分、メッシのループパスにバルサは5人がオフサイド。カディスの連携の良さ、戦術理解度の高さが分かるシーンでした。

 

前半は1-0でカディスがリードして折り返します。

 

後半

バルサはミンゲサとコウチーニョに代えて、ペドリとデンベレを投入。

 

49分、ペドリが中央左のブライスワイトに楔を入れ、ブライスワイトは横にいたメッシにパス。メッシはシュートを放ちますがレデツマがセーブ。

 

バルサが前半よりゴールに近い位置でボールを動かし始めました。

 

56分、ブスケツが中央のメッシに楔を入れます。メッシはターンしてドリブルで仕掛けて左のアルバにスルーパス。アルバはすぐさまクロス。ニアでアルカラが足先で触り、オウンゴール。

 

バルサが同点に追いつきます。

 

62分、自陣深い位置でアルバがラングレにスローイン。位置がずれバウンドも合わなかったため、ラングレが後逸。そのボールをネグレドが追いかけます。テア・シュテーゲンがあわてて飛び出しサイドへクリアを試みますが、ネグレドに当ててしまい、ボールは入れ替わる形でネグレドの足元へ。逆サイドからあわててデ・ヨングがスライディングでシュートブロックを試みますが、ネグレドに読まれてかわされ、ゴールに流し込まれます。

 

カディスが勝ち越します。

 

72分、中央のブスケツが右のデストへスルーパス。デストはトラップからシュートも枠の左へ外します。

 

81分、カディスのロングカウンター。メッシもパスをカットしてアレホがドリブルで持ち上がり、ラングレがリトリートして時間を稼ごうとします。ネグレドが中央から右サイドへポジションをずらしてアレホとワン・ツー。アレホが抜け出しシュートもテア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

85分、バルサはショートコーナーからメッシがシュート。DFがブロックし、ボールは左サイドのピャニッチのもとへ。ピャニッチは角度のないところからシュートもレデツマがセーブ。そのままカディスのカウンター。右サイドでボティガーがアルバに潰されますが、アレホがこぼれ球を拾い、左中央を上がったアディカナイにスルーパス。アディカナイはカバーに入ったトリンコンに追いつかれる前にシュート。枠を外します。

 

試合はそのまま終了。2-1でカディスが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

カディス

#18ネグレド

出場してすぐに決勝点。FWの嗅覚を見た感じがします。

 

#1レデツマ

派手さはないけど、堅実なGK。

 

バルセロナ

#10メッシ

シュートを10本ぐらい打ったらしいが、決定的なシュートはなし。今シーズンの動きを見る限り、ドリブル、俊敏性で衰えが来たのかもしれません。今後はチャンスメーカーとして活躍するしかないかもしれませんが、運動量が少ない(守備をしない)と起用法が限られてきそう。難しい局面を迎えている気がします。私の予想を裏切って活躍をしてほしいところですが・・・。

 

#28ミンゲサ

まだまだ経験不足。こういうシーズンだからこそ長い目で見たい。

 

#2デスト

入るかもぐらいの決定機を2回演出。昨シーズンまでいたセメドに比べるとスムーズにチームにフィットしている感じがする。今後の成長に期待。

 

総括

カディス

攻め込まれても耐えられるだけの精神力と戦術的な基盤がある。レアル・マドリード、バルサとビッグクラブを立て続けに打ち破る。昇格チームですが、守備がしっかりしているだけに大崩れはしないと思います。あとはカウンターからの得点力を上げていければ、上位に食い込むことも十分可能です。(現在でも5位ですが)

 

バルセロナ

ビッグチャンスを全く作れなかった。得点の匂いは皆無。ここまでの試合を見ていると、今シーズンタイトルをとったら奇跡に近いぐらいの試合内容なので、若手の発掘に力を入れたほうがいいと思います。来シーズンに向けて、デスト、デ・ヨング、ファティ、ペドリあたりが、期待できそう。続いて、トリンコンかな。個人的な一押しはリキ・プッチですが、出場させてもらえない。チャンピオンズリーグでは途中出場しているので今後に期待したいです。

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