☆第1回全国中等學校優勝野球大会予選参加校 探訪記(リメイク版)~八幡商業~

 

 

 

 

 

 

滋賀県のほぼ中央に位置し、琵琶湖で最大の島である沖島を有し、中世以降、陸上と湖上の交通の要衝として多くの城が築かれ、日本最大の山城「観音寺城跡」、天下の名城「安土城跡」など国の史跡が点在し、日本の原風景のヨシ原が広がる西の湖の水郷地帯と、八幡商人の活躍を今に伝える八幡堀や商家の町並みなど、豊かな自然と歴史文化遺産に恵まれた近江八幡市に、八幡商業がある。

 

 

 

八幡商業は、1886年(明治19年)に滋賀県商業学校として大津市に開校、1901年(明治34年)に現在の近江八幡市に移転した。昨年、学校創立130年を迎えた歴史と伝統を誇る。主な卒業生は、第75代内閣総理大臣の宇野宗佑、楽天の則本昴大などである。
野球部は1898年(明治31年)に創部され、滋賀県内では彦根東高校に次ぎ、膳所高校と並ぶ歴史を有する。

 

夏の全国大会予選には、1915年(大正4年)第1回大会予選(京津予選)に、滋賀県内では滋賀師範、坂本中(比叡山)と共に参加した。初の予選は初戦で京都師範に 11-23 で敗れ、厳しい船出となった。滋賀県の第1回大会予選が京都と組まれたのは、滋賀県知事令により京都以外との対外試合が禁止されていたためである。しかし、これにより、滋賀の高校野球の歴史は、いかにして京都勢に勝つかという歴史になった。

夏の予選初勝利は、1920年(大正9年)第6回大会予選で、京都師範に 8-1 で勝利した。
今夏までの予選通算成績は175勝92敗3分、優勝7回、準優勝8回で、予選通算勝利数は滋賀県内トップとなっている。ここ10年の成績も、準優勝1回、ベスト4進出3回、ベスト8進出2回である。

甲子園には春7回、夏7回出場し、甲子園通算成績は12勝14敗、最高成績は春の選抜大会でベスト8に3回進出している。また、八幡商業といえは、第3回夏の大会予選のみ不参加の予選準皆勤校である。

 

 

来年の夏の全国大会は100回目の記念大会となるが、第1回予選参加校の活躍を期待したい。

 

 

 

 

 

以上です。

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