久しぶりの関西独立リーグ（カンドク：神戸S－紀州戦、大阪HD－兵庫BS戦）

2009年にスタートした関西独立リーグ。（以下、カンドク）

 

その当時所属していたのは下記4球団でした。

大阪ゴールドビリケーンズ

神戸9クルーズ

明石レッドソルジャーズ

紀州レンジャーズ

しかし3年目の今年は下記5球団の顔ぶれ。（加盟順）

紀州レンジャーズ

ソウル・ヘチ

兵庫ブルーサンダース

神戸サンズ

大阪ホークスドリーム

紀州レンジャーズ以外は全て変わっています。独立リーグは基盤が弱い組織ですが、関西は特に入れ替わりが激しいです。これはやはりNPB球団が競合するかしないかが大きな差になっていると思われます。

 

私自身昨年は三重スリーアローズが立ち上げた「ＪＦＢＬ」の観戦にシフトしたため、カンドク観戦は2年ぶりになりました。

上のチケットのマークは左上：兵庫BS、右上：大阪HD、中央：神戸S、左下：ソウル・ヘチ、右下：紀州R　です。

 

8月15日、大阪市の住之江球場で変則ダブルが組まれており、これを観戦に行きました。

第一試合は「神戸Sー紀州R戦」。

黄色が紀州、白に赤が新加入の神戸です。

 

神戸サンズは新加入ながら前期優勝を果たしました。これはやはり写真のマック鈴木氏の存在が大きいでしょう。選手兼監督です。しかしこの日は終盤に崩れて1－3で敗戦でした。

神戸サンズの拠点は神戸市と淡路島。旧：神戸9クルーズからリーグ参加権を引き継いだという球団です。

 

 

第二試合は「大阪HD－兵庫BS戦」。

写真は大阪ホークスドリーム。

あの南海OB、門田博光氏が引率する新球団です。ですので南海ホークスと同じグリーンが基調のユニフォーム。

 

 

ただ、どうなんでしょう。ユニフォームをもうちょっと南海に似せてほしい気がしますがね。

グラデーションユニは以前ロッテが採用していましたが、個人的には苦手なデザインです。

帽子のマークは黄色で「HD」です。

（最近NPB球団が復刻ユニシリーズをよく採用しているのであまり似せるのも具合が悪いのかもしれませんが。）

 

一方の兵庫ブルーサンダースは旧：神戸9Cの選手を引き受けた新球団。つまりはリーグ経験者が多いということです。それもあって初回から大阪を圧倒。10－1で兵庫が勝ちました。

球団の参加権は神戸9C→神戸サンズが引き継ぎ、

選手は神戸9C→兵庫ブルーサンダースが引き継ぐという複雑な系譜になっています。

（どちらが正式な系譜を継ぐのかは不明朗ですが、おそらくは神戸サンズなのでしょう。）

 

兵庫の「サンダース」は一応「稲妻」の意味ではありますが、胸マークのスペルがおかしいのにお気づきでしょうか？これは本拠地が三田（さんだ）市なので「サンダー」と「三田」をひっかけてあるのですね。

いかにも関西人が考えそうなことです。（苦笑）

帽子のツバ部分とユニの脇腹部分には稲妻をイメージしたデザインが入っています。

（帽子も以前のロッテと同じデザインですね。）

かつて吉田えり投手が在籍していた時には多くの観客を集めたこともあるカンドク。しかしこの日は第一試合時で60人程度、第二試合時で150人程度だったそうです。

非営利のNPO法人化したということらしいですが、はたして行く先大丈夫なのか？心配です。

今回は住之江だったので行けたのですが、普段は和歌山の紀三井寺や貴志川、兵庫の三田や淡路島の洲本などでの試合が多いカンドク。この次いつ行けるのか自分でもわかりません。

簡単に「頑張れ！」なんて現地で実情を見ていると口が裂けても言えません。

やはりNPBが競合する関西での設立は無理があり過ぎたのでしょうか？

アイランドもNPBと競合しない四国は何とか踏ん張っていますが競合した九州は短期間で2球団とも消滅しましたからね。