
再掲載:芝生席オンリーの野球場(橿原運動公園野球場)
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Mr.black
2025年11月25日 09:27 visibility75
一度書いてアップしたブログが何故か消えてしまいました。全く同じことは書けませんが、記憶を頼りに再度アップしてみます。
11月半ばに観戦したJABAの「奈良県知事杯」。2会場で実施されており、今回私が訪れたのは「橿原(かしはら)運動公園野球場」でした。
ところで橿原市には硬式野球場が2箇所あり、名称その他で少々ややこしいのでまずはその説明から。
高校野球奈良大会など主だった試合は近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」が最寄りの「県立橿原公苑野球場」で行われます。この球場はネーミングライツが導入されて現在「さとやくスタジアム」となっています。

(※)私の観戦当時はまだ「佐藤薬品スタジアム」で、後年略称の「さとやくスタジアム」に変更されました。(写真は2011年秋撮影)
一方、今回私が観戦したのは同じ近鉄南大阪線の「坊城(ぼうじょう)駅」が最寄りの「橿原運動公園(硬式)野球場」です。こちらは市営の野球場。便宜上こちらを「橿原球場」、県営の方は「さとやく」と表記します。
↑ 上は公園の案内図。中央の赤で囲んだ場所が硬式野球場。
ちなみに左端の黄色で囲んだ場所は軟式専用の野球場です。ずっと以前に「さとやく」での観戦記を書いた時、ラボーラメンバーさん数名の方々から「別な場所の橿原球場で草野球の試合をしたことがある」とコメントやメッセージをいただきました。
つまり硬式野球の大きな試合は「さとやく」、一般利用は「橿原球場」の方が多いのでしょうね。
これは球場正面の外観。土盛りで名称看板など何も無い簡素な姿です。
内野クレー、外野天然芝。両翼100m、センター122m。
実は県メイン球場の「さとやく」よりもこちらの方がグランドは広いのです。
(※)「さとやく」は両翼93m、センター120m。
照明はありません。
スタンドは内野・外野とも全て芝生席。
公営で公的な試合が開催される硬式野球場でこのスタイルは、今のところ大阪の万博球場とこの橿原球場の2箇所でしか見たことがありません。(ただし、私有地の球場や軟式用球場などでは若干体験あり)
全般的に傾斜が緩いので、前に人が来ると視界が悪くなりました。
このような構造なので収容数は明示されていません。
なお、大阪の万博球場は公称で7,700人となっています。

↑ 参考画像。大阪・万博球場。(2011年春撮影)
1970年の大阪万博の大型駐車場跡地に作られた野球場で、主に高校・大学などの試合が開催されます。
なお、この球場ではスタンドから太陽の塔の上部を見ることが出来ます。
1・3塁側にはファールゾーンを区切って広いブルペンが作ってあるので、この辺りに陣取ると試合は遠目になります。
バックネット裏には本部席兼放送席があり、この建物が突き出ているので打席を真後ろから観ることは出来ません。バックネットの支柱が多いのも視界不良を引き起こしています。観戦しながら詳細なスコアを付けている人からすれば厄介な構造でしょうね。
更に用具倉庫(水色)、ダッグアウト(緑)、及びその横にあるテントの影響で視界が悪い場所がかなりあります。このテントは仮設ではなく、コンクリートで固定された常設の物です。
全体的に観客の見やすさは無視された構造となっています。まあ、入場無料でしたから文句は言いますまい。苦笑。
スコアボードはセンター正面でLED式。打順やポジション番号の部分は小さくて見えづらかったのですが、それ以外の視認性は良好。投球スピードは表示されません。
なお、以前の画像を見るとスコアボードは右中間寄りでパネル式でした。この改修工事は近年実施されたようで、キレイなボードでした。
トイレは場外にしかなく、1・3塁側それぞれの階段で行き来します。(写真は1塁側)
最後にアクセスを。
既述の通り最寄り駅は近鉄南大阪線の「坊城駅」。球場へは東に徒歩10分少々とまずまず良好です。
ただし球場周辺に飲食物を調達出来るお店はありませんので持参が必要。駅近くにあるローソンが唯一のコンビニでした。(公園内の各所に飲料の自販機はあり)
ところであちこち徘徊している私ですが、関西圏にはまだまだ未踏破の野球場が数多く残っています。公的な試合の開催が少ない、あるいはアクセスが悪い、などがその要因です。今回の橿原球場はその前者。ようやく訪問できた次第です。
野球場訪問300箇所まであと「9」。はたしてどうなりますやら。
何とか書き直し完了しました。(笑)
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- 事務局に通報しました。

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