高校野球長野県秋季大会 その2(古豪・長野高校)
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Mr.black
2011年09月21日 17:31 visibility5510
第一試合「松代ー長野日大戦」の後、第二試合が行われました。これは北信地区の決勝戦、「長野ー飯山北戦」でした。
上の写真は長野高校。県内屈指の進学校であり、甲子園に春夏出場歴があるという文武両道の学校です。
この長野高校は法曹界に多くの人材を輩出しているようで、TVで有名な北村晴男弁護士もこの学校の野球部出身だそうです。法曹界には「長野高校OB会」のようなものもあるらしいです。
対するは飯山北高校。この学校は私も初めて耳にするノーマークでした。
どうやらこちらもかなりの進学校らしいです。(スーパーサイエンス校ということです。)
写真ではわかりにくいですが、アンダーシャツは白、ストッキングは濃紺と白のツートンといういかにも歴史がある学校という風情のデザインでした。
写真は長野。
残念ながら第一試合が長引いたこと、その後表彰式があったこと、そして帰りの特急の時間の都合もあり3回終了までしか観戦できませんでした。(悔泣)
帰る時までは1-0で長野がリードしていましたが、その後飯山が逆転して6-2で優勝したようです。
こちらは優勝した飯山北高校。
この両校、どちらも非常によく鍛えられているなと感じました。
第一試合はグダグダだったのですが、この第二試合は両校の一挙一動が非常にキビキビとしており、締った内容でした。昨年香川で見た観音寺中央を思い出しました。
進学校であり、尚且つここまで勝ち上がる文武両道校。さすがだな、と思いました。
最後まで見られなかったのは悔しかったです。
試合前のノック。
長野高校の校章。この鳥は「金鵄(きんし)」という伝説の鳥。サッカーの八咫烏(やたがらす)と同じような意味の吉鳥なのでしょうね。
この学校の旧・南校舎は「金鵄会館」といって文化財になっているらしいです。これも時間があれば見学したかったのですが実現出来ず。
最後に今回カルチャーショック(カルチャーギャップ?)を受けたことを少々。
まずはこの応援の父母会・選手・応援団ですが、どの学校も試合前にスタンドの一般席の観客側に全員が向き直って「応援よろしくお願いいたします!」と深々お辞儀をしたことです。(写真は長野高校応援席)
こんな光景は今までどの都府県でも見たことはありませんでした。長野県だけでしょうか?
(写真は第一試合。手前が長野日大。奥が松代。)
次には試合前の場内放送です。
通常試合前にノックをする時は「〇〇高校、ノックを始めてください」だけですが、長野は違いました。
「本日の試合、△△高校が先攻になりました。ですので後攻の〇〇高校はノックを始めてください」という放送です。わざわざ先攻・後攻まで明示するのは初めてです。
通常は先にノックするのが後攻側と我々は分かっていますからね。律儀というかなんというか。
そしてこの他、「ヤジなどを飛ばさずお互いが気持ちよく観戦できるようにご協力ください」とか「両校に温かい声援をお願いいたします」とか放送されました。
県民性ですかね?
今までこういう感じの放送も聞いた記憶がありません。いい体験になりました。
さらに驚いた運営がありました。春と秋の北信越大会です。
他地域はどうなのか私もよく知りませんが、近畿大会の場合は春と秋は同じ府県で開催されます。仮に春が大阪開催ならば秋も大阪となります。
しかし北信越は違うようです。
今年の春は新潟開催でしたが、秋は長野開催だそうです。春と秋はその都度順番に変わっていくようです。これは驚きでした。
さらに大会の回数表示ですが、近畿大会は春は春、秋は秋でそれぞれ別個に積算されますが、北信越は合算されていました。この春が第124回大会、秋が125回大会という感じで積算されています。
これらの運営の違いもカルチャーショックを受けました。
違う地域の予選会に行くと思わぬ発見があります。これが勉強になりますし楽しみでもあります。
次回が長野遠征記の最後、オリスタのレポートです。
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