五輪の遺産 (長野オリンピックスタジアム)
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Mr.black
2011年09月22日 14:04 visibility3788
長野冬季オリンピックの開閉会式場を野球場に改造したスタジアム。名称をIOCやJOCと交渉して「長野オリンピックスタジアム」としただけあってスタジアムの規模は非常に立派です。
↑ スタジアムのそばには五輪当時の聖火台が設置されています。
この五輪マークはむやみやたらに使用しない条件で掲示が認められたそうです。
グランドは全面人工芝。当初のものから近年張り替えが行われてクッション性が良くなったようです。以前の人工芝は選手の足腰に負担がかかるということで高校野球での使用は敬遠されていたそうですが、今は盛んに利用されています。
両翼は99m、センター122m。収容は3万人。
照明塔は巨大なものが6基。内野と外野で形状が異なるのが面白いです。(写真は内野側)
スコアボードは磁気反転式。西武ドームのように非常に横長です。
打者の打率やHR数が表示出来るようになっていますし、スピードガン表示もあります。
座席はバックネット裏下段が背もたれ有りの個別席。それ以外の内野は全て長イス。座席の色は全てラベンダー色。スタンドは二層になっており、上段席の真下にあたる部分だけは日差しや雨が避けられます。外野は芝生席。
非常に素晴らしいスタジアムではありますが、欠点はいくつかあります。NPBやBC以外の試合時には露店などが出ないので飲食物が現地調達出来ません。飲料の自販機は場外にしかないのでこれも不便です。
また、五輪用に凝ったデザインの為、場内の動線はやや悪いように感じます。
スタンドは風通しがよい構造なので夏には涼しい風が入ってきますが、気温が低い時にはかなり寒くなると思います。防寒具などの持参が必須ですね。この地域は風が強かったです。
最後に交通の便ですが、これもNPBやBCの時は臨時バスが出されますが、それ以外では公共の足回りが確保しにくいようです。マイカーかタクシーでないと厳しいです。
タクシーはJR篠ノ井駅からでおおよそ1,200~1,300円でした。(2011年9月現在)
外観は花びらのようなデザインです。この姿はオリンピック時のTV放送で有名ですね。
実際に現地で見るとまるで異郷にやって来たような感覚でした。
長野のメインスタジアム。これからもNPBをはじめ県内の多くの野球を開催することでしょう。
ところでこの日記で長野レポートを最後にするつもりでしたが、お蔵入りになった企画があったので次回それを書いて最終回にさせていただきます。
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- 事務局に通報しました。
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