ダブル豊橋球場  豊橋球場(今橋)

  • Mr.black
    2016年03月29日 11:02 visibility1060

前回は「豊橋市民球場」の紹介でしたが、今回はもう一つの「豊橋球場」について。


この球場は同じ路面電車(豊橋鉄道・東田本線)の途中、「豊橋公園前駅」で下車。北に5~6分ほど歩くと到着します。





この「豊橋球場」、両翼100m、センター116m、と結構広いです。

グランドは全面クレー。内野黒土・外野白土にして区分してあります。


これはバックネット裏からの眺め。手前に球場本部・放送席などがあり、スタンドが低いのでグランドが遠くになってしまい、臨場感の無い構造です。



照明は4基あり。


と、ここまでは普通っぽい球場です。

ところがこの球場は特異な形状をしています。




上2枚はライトポール際の写真。

手前に変な小屋みたいなものがあり、フェンスも歪な形をしていますね。


実はここ、硬式野球も出来ますが、メインは軟式やソフト用の球場なのです。

硬式での利用時は一面ですが、軟式やソフトの際には3面同時利用が可能です。

なのでライトとレフトのポール際にはそれぞれダッグアウト・簡易バックネット・ホームベース・ピッチャーズプレートが設置されています。

フェンスが歪なのも、変な小屋みたいな物(実はダッグアウト)があるのもそれが原因です。



これはレフトポール際。

このようにダッグアウトが左右にあります。中央が簡易バックネット。(ライトも同様)

ダッグアウトは安全の為、またボールが入り込まないように使用しない時はフェンスで前面をふさいであります。



歪な外野フェンス。まるでMLBのスタジアムみたいです。



ライトの地面に埋め込んであるホームベースとプレート。(赤丸の部分)

なお、さすがにマウンドは作ってありません。

レフト側も同様。



3面利用の為にポールがこんな変な場所に2本もあります。

右はライト側使用時のライトポール。

左はレフト側使用時のレフトポール。(ややこしい。汗)



スコアボードは一箇所しかありません。通常面の右中間寄りにあります。

以前はパネル式だったのが最近LED式になっています。スコア表示のみで選手表示部はありません。



スタンドはコンクリートの階段席。

メイン面のバックネット裏と1・3塁側にあります。



ただ、スタンドとグランドの間に変な距離が設けてあるので試合はかなり遠目になります。

これが欠点。臨場感が全然ありません。




これは内野と外野の切れ目。

開けっぴろげなので自転車で場内に入って来る人や犬の散歩中という人も。(汗)

基本アマの軟式野球やソフトボール利用の造りであり、硬式の有料試合は想定されていません。



外野スタンドも芝生席というよりはもう土手状態です。

このような造りの為、収容数は正確にははじき出せません。資料によって非常に差があります。



豊橋でプロ野球開催時、土地勘の無い遠方からの観戦者たちが時々間違ってこちらにやって来るという「豊橋球場」。

しっかり区別する為に両球場の名称を変えた方がいいと思うのですがね。

プロ野球観戦に来てこのグランドとスタンドを見たら顔面蒼白になると思います。

ちなみに区別する為にこちらを地名で「今橋球場」と呼ぶ人もいるらしいです。


今回私が調べた高校野球の日程表では

豊橋市民球場(岩田)、

豊橋球場(今橋)、

と表示してありました。


いっそ「岩田球場」と「今橋球場」に名称を変えて、開催場所の表示も「岩田」、「今橋」とすればいいのに、と思っていますがね。

NPBの日程表示では単に「豊橋」とだけ書かれています。あれも不親切に感じています。

(高校野球の夏の大会ではチケットなどに「豊橋市民」と表示されています。)



ここで観戦して「観戦球場数」は142箇所になりました。(訪問数では159箇所目。)

目標まであと8箇所。

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