脆くも崩れた強豪校

  • Mr.black
    2016年09月20日 13:13 visibility727

連休中久しぶりに家族旅行をしました。(今年は単身遠征ばかりでしたので。)

その中で数時間だけ別行動。高校野球の静岡県秋季大会を観戦しました。

静岡ではちょうど地区大会が終わって、勝ち上がってきた学校同士で県大会が戦われる時期なのです。



観戦日の第一試合は「聖隷(せいれい)クリストファー VS 常葉菊川」。私学の強豪校同士の対戦です。





1塁側: 聖隷クリストファー。キリスト教系の私学です。

偶然ながらこれで二度目の観戦となりました。

ユニは水色、あるいはブルーグレーに思えますが、光の当たり具合でラベンダー色にも見える微妙な色合いです。

胸には赤の筆記体で「Christopher」。

今夏は初戦で敗退しましたが、以前は県ベスト4になるなどかなりの強豪校です。もしかしたらいつか甲子園に出てくるかもしれないと思っています。





3塁側: 常葉菊川。センバツ優勝歴のある強豪校で説明不要ですね。

縦じまユニで左胸に「TK」の重ね文字というNYヤンキースを意識したデザインです。

(でも個人的には以前のユニの方が好きでした。)



強豪校同士の対戦でしたが、意外な展開になりました。




1回裏、クリストファーが4番の長打でいきなり2点先制。表のピンチを切り抜けた後の主砲による得点だったのでこれで同校に勢いがつきました。




一方、菊川は再三のチャンスを逃してなかなか得点出来ません。特に痛かったのは反撃の機会だった2死満塁で2塁ランナーが牽制で刺されてチェンジ・無得点になった場面。下位で掴んだチャンスで上位打線に回った場面だったので、これをミスで逃したのが大きな分岐点だったと思います。

ところで上の写真はクリストファーのエースですが、球の出どころをご覧ください。菊川の投手と比べればよく分かりますが、出どころが高いですね。凄い軟投派でした。

100kmを切っているであろう緩い変化球を多投しており、なので時々投げるストレートが実際よりも速く感じました。ストレートは120kmあるかないかくらいでは?と思いました。

この緩急差に菊川は翻弄され、チャンスは何度もあったものの、ここ一番で拙攻続き。攻略出来ないままでした。



そして菊川は守備が破たん。キャッチャーと内野手にミスが続出してどんどん失点していきます。既述の通り攻撃でも再三ミスが目立ち、結果的に8-2と完敗。コールドを免れるのが精いっぱいという感じ。以前ほどの強さは無いと聞いてはいましたが、予想外の脆さでした。

もっとも秋は強豪校といえども世代交代に失敗してあっさり敗れてしまうケースも多いです。これから来年夏までにどれだけ鍛え直しが出来るか、そこが重要ですね。



勝ってベスト8に進んだクリストファー。部員の数は少ないものの、よく鍛えられているなという印象でした。

はたしてこの学校がいつの日か甲子園にやって来るでしょうか?

(個人的にこういう「引きの強さ」は過去四分六くらいですが。汗)



これはチケット。夏と同じく600円でした。

県大会の前に行われた地区大会が無料だったのかどうかは分かりません。

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