加盟校数の急激な減少が気になるリーグ(南東北リーグ)
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Mr.black
2024年04月20日 08:39 visibility347
今回、初観戦した南東北リーグについて。
地方の大学野球連盟はその発足時期や経緯などが不明確なことが多いです。この南東北リーグも多少不明確な部分があるようです。なので今回球場で購入したパンフの記載内容を主な資料として書きます。
それによると生い立ちは1971年(昭和46年)とのこと。
当時は「東北大学野球連盟」という大枠があって、その中の一つの傘下リーグとしてスタート。その時の名称は「南奥羽リーグ」で、加盟校は4校(日大工学部・福島大・山形大・山形大工学部)でした。
やがて加盟校の増加などによって全日本野球連盟の指導の下、1991年(平成3年)に「北東北」「仙台六大学」「南奥羽」はそれぞれ独立した連盟となりました。
南奥羽大学野球連盟はその後も加盟校数が増えていき、1995年(平成7年)に2部リーグを増設。
2001年(平成13年)に「南東北大学野球連盟」と改称。これはどうやら「北東北大学野球連盟」との統一感を出す為だったようです。
ピークは2003年(平成15年)で、加盟校数が11校。1部6校・2部5校で運営されていました。
しかし、2017年(平成29年)から陰りが見えてきます。この年の秋季リーグを最後に2部リーグが実質稼働しなくなったのです。
一応翌年の加盟校数は10校でしたが、どうやら2部の各校が部員不足で活動出来ていなかったようです。
なのでリーグ戦の成績も2018年度以降、2部の記載がありません。
ここからドミノ倒しのように毎年脱退が相次ぎ、とうとう2022年(令和4年)に加盟6校となり、ここで2部は廃止となりました。
現在、日本全国の各大学野球連盟で、東海地区や南九州地区のように大枠の中に県別のリーグが存在している場合と、「〇〇六大学」として加盟校数を最初から6校に限定しているリーグを除けば、単一連盟組織として最も加盟校数の少ないのがこの南東北リーグとなっており、個人的にちょっと心配です。
昨今の地方過疎化・少子化・競技人口減少の流れから今後このリーグの加盟校数が増えるとは考えにくいです。
なので現加盟6校には頑張ってほしいと願うばかりです。
構成は福島県3校(福島大・日大工学部・東日本国際大)、山形県2校(山形大・東北公益文科大)、宮城県1校(石巻専修大)。
なかなか再訪は厳しいリーグですが、もし機会があれば次回は未観戦の福島大と公益文科大の2校を是非見たいと思っています。
<主な運営手法は以下の通り>
入場料は一般500円
パンフレットも500円
2試合固定の勝率制(球場確保と移動距離の問題がある為)
5回10点差、7回7点差でコールド
10回よりタイブレーク → 無死1・2塁、継続打順で決着するまで試合続行
ベンチへのメガホン持ち込みは1個のみ(ヤジ防止策というのが面白い)
その他、スピードアップの為の細かいルール有り。なので試合時間は比較的短かったです。
なお、マイブームの監督背番号は「30」でした。(写真は石巻専修大)
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