近畿大会準々決勝 (古豪・守山高校)

  • Mr.black
    2010年11月05日 12:32 visibility1020

 

ちょっとタイミングが遅れた日記ですが、先日の近畿大会の小情報です。

一枚目の写真は兵庫・報徳学園。試合開始時の整列の様子です。
この日は雨のために試合開始が2時間も遅れました。観客も待ちぼうけで辛かったのですが、選手はそれ以上に時間が長く感じたことでしょう。
特に報徳は兵庫3位。
2位の加古川北が初戦を突破していますのでこの試合は絶対に落とせないセンバツが懸かった重要な一戦でした。(負ければセンバツ赤信号です。)
試合前から報徳の練習は気合が感じられました。

しかし京都成章の西野投手の前に打線が沈黙。7回裏まで僅か1安打で8回表突き放されて「0−4」の劣勢。スタンドの報徳ファンもほぼ絶望視していました。


ところが8回裏、先頭打者のゴロをショートがエラー。続くフライをライトが落球という思いもかけぬチャンス。この後の満塁で代打の選手が起死回生の走者一掃の3塁打。これが試合の流れを一気に報徳に持って行きました。
9回裏2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。試合後の校歌斉唱や応援団への挨拶では涙ぐんでいる選手もいました。

ベスト4でセンバツをほぼ確実にした報徳。明日は準決勝で大阪の履正社と戦います。
はたしてどこまで勝ち上がるのでしょうか?そして来春のセンバツではどんな勇姿を甲子園で見せてくれることでしょうか?



こちらは惜しくも敗れた京都成章の西野投手の力投の様子。
積極的にインコースをつく投球に報徳打線は詰まらされて苦しみました。
京都の他2校(塔南、京都外大西)は初戦で敗れましたので試合内容と地域性でいくとこの学校にもセンバツのチャンスはあると思います。
守備を整備したいところでしょう。



徐々に全国でもお馴染みになりつつある大阪の履正社。
大阪や関西では強いのですが甲子園では弱いのが難点。(汗)全国で勝てるチームになって欲しいものです。
(オリックスのT−岡田選手の母校ですね。)



今回一番注目していた滋賀の守山高校。
(あまりよく知らなかったのですが、後々調べたところ1967年夏の第49回大会に出場しているようです。)
この日勝てばセンバツ当確だったのでしょうが残念ながら履正社にコールド負け。これは痛いですね。
まだまだ私学の強豪と互角に戦うには力が足りないように感じました。夏へ向けてステップアップを目指して欲しいものです。

ユニフォームは紫基調。
帽子のマークは写真では分りにくいかもしれませんが、「M Y」の組み合わせ文字になっています。ヤンキースの「N Y」を意識したデザインなのでしょう。



おまけ。紀三井寺のレフトスタンドの風景。
写真のように外野スタンド後方には防球の高いフェンスが設置されています。
しかし4年前、大阪桐蔭の中田選手の打球はこのフェンスを軽く越えて場外に消えて行きました。場内は大きくどよめきました。
なお、写真で木々の間に見える白いものは民家です。レフト場外はすぐ住宅地になっているのです。
この紀三井寺の両翼は93m。今日の規格では狭いですね。
とはいえすぐ後ろに民家があるので今後拡張工事などは出来るのでしょうか?
(スタンドを撤去してフェンスだけにすれば拡張出来るでしょうが。これはこの球場が抱える課題でもあります。)

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