優勝がかかった大一番 (カンドク 大阪ー明石戦)

  • Mr.black
    2009年07月14日 14:30 visibility421

 

個人的な感情ですが、本当に久しぶりに燃えた試合でした。(NPBでの応援球団を失い、根無し草な人間ですので。汗)


今年から創設された関西独立リーグ。運営会社が各球団に約束した分配金を支払わずにさっさと撤退するなど様々な難題を抱えながらもようやくこぎつけた前期最終戦。
しかもこの最終戦の結果しだいで優勝チームが決まるというハラハラする状況でした。
1位の大阪が勝てば優勝。しかしもし負ければ2位の神戸が逆転優勝(神戸は既に全日程終了)という際どいものでした。多少異なりますが、さながら「10.19」の時の近鉄とよく似た状況。しかも大阪の監督はこの「10.19」を現役選手として戦った村上隆行氏。
近鉄ファンだった私にとっては様々な思いが駈巡る試合でもありました。

試合は大阪・土肥、明石・福泉、で始まりました。土肥投手はやはりプレッシャーからか先頭打者をストレートのファーボールで出し、いきなりのピンチ。しかしここを何とか切り抜けたのが結果的には大きかったです。


1回裏、大阪は先頭の平下選手(元近鉄他)がヒット。ここで手堅く送るかと思いきや、強気な村上監督は強攻させます。これが成功し、ここから連打連打で一気に6点を奪いました。
その様子はさながら「いてまえ打線」。チームのキャッチフレーズも「いてまえ継承」です。


いきなり優位に立った大阪。しかしその後は攻めながらも1点を追加しただけ。
その一方で土肥投手は毎回のように攻められピンチの連続。7−0という得点差とは思えないくらいの緊迫した重苦しい雰囲気でした。


応援団も「いつビッグイニングが来るか?」とドキドキしながらの観戦でした。(明石は一旦打ち出すと止まらない時があるので皆この点がすごく心配だったのです。)
しかし度々訪れるピンチを土肥投手が何とか凌ぎ、バックもここぞという場面で好守を見せ、相手をゼロ行進に。そして8回裏、明石の前田勝宏投手(元西武。球団と揉めた末メジャーに飛び出していった選手といえば覚えている方もいるでしょう)を打ち崩して2点を追加。9−0に。
ここでようやく応援団も「大丈夫」、と安堵の表情が出ました。

8回は洪(ホン)、9回は遠上、が押さえて完封勝利。最後のキャッチャーファールフライを笹平捕手が取った途端にベンチからは選手全員がマウンドまでダッシュ。歓喜の渦の中で村上監督、石毛コーチ、西浦コーチ、平下選手兼コーチ、そしてキャブテン平松選手と立て続けに胴上げが行われました。


しかしその後のセレモニーで村上監督が「まだ前期を制しただけ。これからすぐに後期が始まります。年間優勝を目指さなければなりません!」とコメント。そうです。まだ第一歩を記しただけ。これで終わりではありません。
後期は残りの3チームが必死になってかかってくることでしょう。
年間優勝、初代チャンピオンへの道はまだまだです。
(写真はセレモニーで優勝カップを受け取る大阪GVのキャプテン平松選手。)



先発した土肥投手。シーズンの開幕投手でもありました。
ピンチを凌いで優勝投手になりました。



トップバッターの平下選手。彼のヒットから一気に打線が点火しました。
近鉄ー阪神ーロッテでプレー。選手兼コーチ。若い選手の兄貴分でもあります。



キャラクター。実は名前を知りません。球団のHPでも紹介されておらず。(見落とし?大汗)
皆は「チビケン」と呼んでいますが・・・・。



暑いのにご苦労様。

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