甲子園歴史館再々々訪

  • 仲本
    2011年04月07日 20:54 visibility207

(この注意書きは掲載してよかったのだろうか[e330])
春の選抜大会も無事終わりました。「コノ非常時ニ、はいすくーるノ連中ハべーすぼーるノとーなめんとヲシテイルゾ」「ナンテ国ダ、ニッポン。オソルベシ」…と支援活動中の米軍の皆さんが思ったとか思わなかったとか。

さて、この前の観戦ついでに立ち寄った甲子園歴史館ですが、展示は毎回ざっくり見ています(大汗)

入ってすぐのあたりはまあ誰もが認める名勝負や優勝チームの展示です。しかし初めて訪れた時に一番感心したのは、それまで全国的には無名ながら甲子園大会で旋風を起こした学校の展示でした。

ひと昔ふた昔前は、「春の選抜大会で北国の学校は勝てない」ということが定説のように言われていました。そんな中、1984年に東北代表で岩手からやってきた大船渡。1986年に北信越代表で富山からやってきた新湊。両校のユニフォームが並んで展示されています。

どちらも選抜初出場ながら、初戦を完封勝利でものにすると二回戦は打線が奮起して8強入り。甲子園常連校でもなかなか破れない「準々決勝の壁」も、接戦をしのいで打ち破ります。
当時としては特筆すべき快進撃でしたが、なにしろ今から20年以上も前の話。その後も甲子園常連校になったわけでもありません(新湊はたまに出てきますが)。

「甲子園大会の歴史は常連校・強豪校だけのものではない。むしろファンは一瞬の輝きを残したチームをこそ愛する。そしていつか甲子園に帰ってくることを毎年心待ちにしているのだ」。こうした学校のコーナーを作ろうと最初に言いだした人はツボをよく心得ているなあと感じたことでした。

今は常設展示が主ですが、所蔵品が増えて来たら企画展をメインにして考えていくことも必要かもしれません。全国皆勤校巡りでさえ少なくとも世の中に2、3人のニーズはあるわけですから(…)、切り口はいろいろあるのではないかと思います。今後の展開も気になるところです。

(ネタバレによる集客減を防ぐため、画像使用禁止なのでしょう。ここはひとつ下手なイラストでご勘弁を。実物が見たくなったら、お近くに来られた際にぜひ現地へ。)















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