衝撃の王座陥落

内山高志がＫＯ負けしました


未だに、ちょっと信じられないくらいの衝撃ですね・・・


王座在位６年。11度の王座防衛を重ね、12度目の防衛戦でした。


今回の相手、コラレスも勿論いい選手でしたよ。
サウスポ―でリ―チの長い選手はやりにくいですし、スピードもある選手でした。


1Ｒ、内山に全然スピードが無くて嫌な予感がした。
逆にコラレスは思った以上にスピードがあって、コラレスのパンチに対する内山の反応がワンテンポ遅れている。
そして何より距離感が合ってなかった。内山のパンチは届かず、コラレスのパンチばかりが届く距離での試合になってしまい、芯にはパンチを食ってはなかったですが、1Ｒからコラレスにペースを持っていかれた感がありました。
2Ｒに入ってもペースは変わらず、スピードを欠く内山のパンチにコラレスがカウンターを合わせにいく場面まであって、ますます雲行きが怪しくなって来た。


本当にこの日の内山は心配になるくらいスピードが無かった。コラレスの動きにまったくついていけてない。予想以上のコラレスの速さに焦って、余計に身体が固くなってしまったのかも知れない。
早く内山の身体が温まって、力みから解放されればペースを握ってくれると思っていたら、その矢先にカウンタ―を貰ってしまった・・・


この一撃が完全に効いてしまい、そのままダウンを追加されてのＴＫＯ負け。
いつも内山が相手にやっていたようなボクシングを、今回は逆にやられてしまった感じですね。


何ですかね・・・


まぁ、僕ごときが言える事ではないですが、内山陣営に油断があったとは思いませんし、身体もきっちり仕上げて来ていましたが、相手対策がもしかしたら足りなかったのかも知れませんね。相手云々より、自分のボクシングをきっちりやれば問題ないと思い過ぎたのかも知れません。コラレスは内山をよく研究していました。


しかし、あの内山がこんな負け方をするなんて、あらためてボクシングの怖さを思い知った試合でした。

















spa