氷室京介 LAST GIGS

  • spa
    2016年05月23日 22:42 visibility2238




「氷室京介 LAST GIGS」
東京ドーム3DAYSの初日に参戦して来ました。


今からもう20年以上前、僕が高校生の頃に氷室京介が「NEO FACIO」というアルバムをリリースして、それを聞いて僕は氷室にハマりました。


そこから遡ってBOOWYを聴いたり、BOOWY時代の盟友、布袋寅泰が吉川晃司と組んだユニット、COMPLEXにもどっぷりとハマった。


偶然ですが嫁も氷室ファンなので、氷室ライヴは、まだ結婚する前の嫁とも何回か行きました。特に印象に残ってるのは「One night stand」ツアーファイナルの横浜スタジアムでのライヴ。
あの時の客の盛り上がりと、ステージで燃焼し切った氷室の表情を今でも鮮明に覚えています。


しかしながら時を経て、いつの間にか氷室京介から離れていた、というか、あまり音楽そのものを聴かなくなった。


氷室ライヴも、2000年のBHOツアーを最後に行ってなかったし、新しい作品も買ってない。たまに昔のCDを引っ張り出して聴いたりはしてましたが、今回、氷室京介がステージから完全に引退する最後のツアーだと聞いて僕の胸がざわついた。


(最後か・・・ もう観れなくなるのか)


そう思ったら観たいなと思ってしまい、最後に行こうぜと嫁を誘ってみたら、嫁も同じ気持ちだったらしく・・・


嫁と二人で(レジャー目的で)出掛けるのなんて何年ぶりか?(笑)


チケットも無事に取れて、久しぶりに氷室京介を目の当たりにしました。


ネットか何かで、ここ数年のヒムロックは声が劣化したとか言われていたし、 youtubeで最近の氷室ライヴを観たら、確かにそうかも知れないと僕も思ったりしたけど、この日の氷室京介は凄かった!


全32曲、たっぷり三時間以上の神公演。
55歳のシンガーが魂をぶち込んだ渾身のステージで、僕が観た氷室ライヴの中でもこの日がベストでした。


いつもはあまりライヴでMCを入れない氷室ですが、もう最後だからなのか、皆に言っておきたい事があると。


「ミスフィットっていう言葉があるでしょ。要約すると世間と融合出来ない、フィットしないっていう意味なんだけど。で、俺なんかもそういう部分があって。何て言うか昔から、俺の常識は世間の非常識みたいな所があって。だから12、3歳の頃なんかは、俺はこのまま大人になった時、無事に社会に対応出来る人間になれるのかなと毎日悩んでた。で、とりあえず好きな歌をきちんと歌っていこうと、それだけは心に決めて。で、 BOOWYでデビューして今日まで35年。俺が何かアクションを起こすといつもいつも、こうしてたくさんの皆が集まってくれて。そんな皆のおかげで、俺は俺のなりたかった自分に35年かけて辿り着けたかなと、そう思います」


このMCの時、近くにいた人、皆が泣いてました。僕の隣の女の人も(笑)


「そんな皆に一番感謝を伝えたいし、それがダイレクトに届くやつを、これから心を込めて皆に贈ります」


そう言って演奏されたのが、「LOVER’S DAY」~「CLUDY HEART」です。


泣きますよね、そりゃ(笑)


この日の氷室はMCの度に「心を込めて」というフレーズを使っていました。


「湿っぽいのはちょっと苦手だからさ」


と、最後はビ―ト系で駆け抜けて行きました。


アンコールもたっぷりと演ってくれたし、いよいよ最後の曲、「SUMMER GAME」では感動したのか、全てを出し切って精魂尽き果てたのか、とにかく涙で歌えなくなった氷室の代わりに50000人が大合唱。


ええ、泣いたさ(笑)


この日のライヴはソロとBOOWYの曲が半々くらいで、個人的には、BOOWYの曲はBOOWYのメンバ―でやれよと始まる前は思ってましたが、いざライヴでやられたら、ソロもBOOWYも関係なかったですね。


氷室最高!


これが感想です。




PS
ライヴの余韻に浸りながら駅まで歩く道すがら


「あなたも氷室さんを見習いなさいよ」


そう嫁に毒づかれた事を付け加えておきます(爆)
















spa













































































































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