全員主役で全員脇役(広陵高校 野球部監督 中井哲之)

高校野球の7不思議の一つでなぜ広陵高校は選手権優勝できないのか?

という事について、少し前考えて事がある。

 

それはやはり春の広陵と言われている通り、春は運にも恵まれていて中井監督自身頂点に2回立っているが

夏は準優勝が2回となって一度も頂点を極めていない。

 

野球でタラレバはないが

やはり2007年(平成9年)の第89回選手権大会決勝戦の佐賀北高校戦である。

8回表まで4対0とリードしたが8回裏野村投手が突然崩れ、満塁から押し出し四球。最後の球は私個人は今でもストライクだと思っている。

 

あの野村の球審の判定に対する不服な表情が今でも浮かぶ。

 

あれがストライクで有れば副島のその後の満塁本塁打はなく、4対0で広陵高校が夏初優勝を飾っていたはずである。

 

それと昨年花咲徳栄の決勝戦では壮絶な打撃戦で見事な完敗で準優勝に甘んじた。

 

しかしながら広島と言えば昔から高校野球は広島商業と広陵高校が良きライバルとして高校野球を牽引してた。

近年広島商業が甲子園から遠ざかっているのは寂しいが、広陵高校はコンスタントに甲子園へ出場しそして実績を挙げて来ているのは素晴らしい事である。

 

先日テレビで広陵高校中井監督の特集を放映していた。

「全員主役で、全員脇役」という事を念頭に掲げ広陵高校の社会科の先生としてそして野球部の監督として生徒を指導してきている。

 

高校生たるもの、野球部で有る前に高校生であり、常に親に野球が出来ることに感謝する、所謂野球がうまければ良いのではなく、野球は人間形成の場である。という事を強く強調している。

 

私が高校野球指導を仰いだ恩師と全く一緒である。

正選手より補欠を大事にする、赤点を取ったら練習に参加させない、道具を大切にしないと特に叱られた。

 

当たり前であるが高校野球は野球の技術の上達は勿論であるが、それより人間形成の鍛錬の場でなくてはいけないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                       以上です。

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