甲子園への遠い道のり(地区大会)

おはようございます。

福嶋です。

 

此処常陸の国水府地区もGW中盤になりました。

ここ数日茨城も暑い日が続いておりましたが、今日は少し過ごしやすくなりそうです。

 

昨日はしまむら、一昨日はユニクロに奥さんに引っ張りまわされました。

女の買い物はいやですね!、無駄に時間が長いから!

 

さて茨城県の春季高校野球も三回戦が終了し、明秀日立、常総学院、日立一高など順調に勝ち上がっておりますが

嬉しいことに古豪水戸商業も久々に勝ち上がっております。

古豪復活に期待ですな!

 

さて今夏甲子園は第100回の記念大会を迎えます。

そこで今では当たり前になっている1県1校(北海道、東京都は2校)ですが、いつから常識的になったのかふと考えますた

 

多分間違えでなければ1978年(昭和53年)第60回大会からだと思います。

その大会はPL学園が強豪になる為の礎を築いた大会で決勝では高知商業を8回逆転で3対2と下した大会である。

「逆転のPL」というのもこのころから、生まれたものである。

 

1974年の第56回(銚子商業優勝)大会から追っかけてみると

1県1校になってない県は30県あり約2/3である。

              *(  )は地区名および地区代表決勝戦スコア

・青森、秋田(奥羽)→秋田市立(4対1 弘前実業)

・山形、宮城(東北)→山形南(4対1 東北)

・栃木、群馬(北関東)→前橋工業(8対1 高崎)

・埼玉、山梨(西関東)→上尾(6対4 塩山商業)

・富山、石川(北陸)→高岡商業(4対1 富山商業)

・福井、滋賀(福滋)→三国(2対0 比叡山)

・三重、岐阜(三岐)→中京商業(4対0 中津商業)

・奈良、和歌山(紀和)→郡山(5対1 向陽)

・岡山、鳥取(東中国)→玉島商業(1対0 倉敷工業)

・島根、山口(西中国)→防府商業(4対2 大田)

・香川、徳島(北四国)→丸亀商業(7対5 高松商業)

・高知、愛媛(南四国)→高知(4対0 鳴門)

・佐賀、長崎(西九州)→佐世保工業(5対1 海星) 

・大分、熊本(中九州)→佐伯鶴城(5対3 鎮西)

・宮崎、沖縄(南九州)→延岡(3対0 石川)

 全出場校34校

 

1975年の第57回(習志野優勝)の大会は?

・青森、秋田(奥羽)→秋田商業(4対3 大曲農業)

・山形、宮城(東北)→仙台育英(4対1 日大山形)

・群馬、山梨(北関東)→巨摩(8対4 樹徳)

・富山、石川(北陸)→金沢桜丘(5対4 星稜)

・福井、滋賀(福滋)→三国(3対2 福井商業)

・奈良、和歌山(紀和)→天理(1対0 伊都)

・鳥取、島根(山陰)→江の川(5対1 大社)

・香川、愛媛(北四国)→新居浜商業(5対3 西条)

・徳島、高知(南四国)→土佐(3対2 鳴門)

・佐賀、長崎(西九州)→諫早(6対1 唐津商業)

・大分、熊本(中九州)→九州学院(8対0 津久見)

 前年度から比較すると

 栃木県、三重県、岐阜県、岡山県、山口、沖縄県が1県1校となり

 全出場校38校

 

1976年の第58回(桜美林優勝)の大会は?

・青森、秋田(奥羽)→秋田商業(11対1 秋田)

・群馬、山梨(北関東)→塩山商業(4対2 高崎商業)

・富山、石川(北陸)→星稜(3対1 桜井)

・福井、滋賀(福滋)→福井(9対2 石山)

・奈良、和歌山(紀和)→天理(3対1 箕島)

・鳥取、島根(山陰)→浜田(3対2 出雲)

・徳島、高知(南四国)→徳島商業(5対1 高知商業)

・佐賀、長崎(西九州)→海星(3対1 竜谷)

 前年度から比較すると

 山形県、宮城県、大分県、熊本県、愛媛県、香川県

 全出場校41校

 

1977年の第59回(東洋大姫路優勝)の大会は?

・青森、秋田(奥羽)→能代(2対1 秋田商業)

・群馬、山梨(北関東)→高崎商業(5対0 甲府商業)

・富山、石川(北陸)→星稜(10対0 高岡第一)

・福井、滋賀(福滋)→福井商業(11対2 比叡山)

・奈良、和歌山(紀和)→智辯学園(4対1 田辺)

・鳥取、島根(山陰)→浜田(7対2 境)

・徳島、高知(南四国)→高知(2対1 鳴門工業)

・佐賀、長崎(西九州)→佐賀商業(8対4 海星)

 前年度と変化なし

 全出場校41校

 

そして1978年の第60回大会で1県1校が定着するのである。

また各県も1県1校になる過程において、変化してきており、地区割りも変わっている。

たとえば北関東は以前は栃木VS群馬であったが、それが群馬VS山梨に、そして四国も以前は北四国が香川県、徳島県、南四国が愛媛県、高知県であったのが、北四国が香川県、愛媛県、南四国が徳島県、高知県と変化してきている。

また南九州大会では隣接していない宮崎県と沖縄で争っていたり、高校が多いと思われる埼玉県が西関東大会で山梨県と地区大会を行っていたりとか興味深い。

 

今年は第100回記念大会は56校が甲子園出場する。

複数校出場する県は従来の北海道、東京に加え

埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡である。

福岡県は初の複数校出場である。

地区割りも興味深い、大阪、愛知はどこで分かれるのであろうか?

それによっては天国と地獄である。

 

今でこそ1県1校は当たり前になっているが、その昔各県で優勝しても地区大会で勝ち抜かなければ甲子園へ出場出来なかった県もある。

 

私の秋田県もそして私が白球を追った3年間(1975年~77年)はまさに秋田県は青森県とも奥羽大会を制しないと甲子園へ出場出来なかったのである。

 

甲子園への道のりは果てしなく遠かったです。

 

(当時の夏の大会の週刊朝日増刊号@200→@220→@240→@280と単価も上がって行きました)

 

 

                                  以上です。

 

 

 

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