神宮大会観戦　大学の部　（中部学院大ー駒沢大戦）

遅くなりましたが前回の続きです。

 

神宮大会の一番の特徴は「同じ日、同じ場所で高校大学両方の公式戦が見られること」。

これは非常に美味しい大会だと思っています。

下はチケット写真。入場料は1，300円です。個人的には「お値打ち感」タップリ。

 

 

 

第二試合で高校の部を観戦後、第三試合で大学の部を観戦。

カードは「中部学院大ー駒沢大戦」でした。

 

 

 

1塁側：中部学院大

東海・北陸地区は今までは愛知大学連盟（1部リーグは通称「愛知六大学」）が強かったのですが、近年状況が変わりつつあります。

この中部学院は東海地区大学野球連盟の岐阜県リーグに所属する大学。

今回の神宮大会代表決定戦では愛知連盟2位の愛知学院大と同1位の中部大を連破して東海代表になりました。これを見ても過去の形勢を覆す状況になっていることが分かりますね。

 

白ユニに赤基調。胸に「ＣＨＵＢＵ」、帽子に「Ｃ」。カープに似たデザインです。

これからこの大学が東海・北陸地区を席巻していく可能性があると思います。

（岐阜リーグは中部学院・中京学院・岐阜大・岐阜経大・朝日大・岐阜聖徳学園で構成）

 

 

 

3塁側：駒沢大

大学野球界では説明不要なくらい有名な東都の強豪ですね。

こちらは白ユニに青基調。胸には「ＫＯＭＡＺＡＷＡ」、帽子は「Ｋ」。

ストッキングは星稜と同じデザインです。（というか、星稜が駒沢に似せたのかもしれませんが。）

 

 

 

駒沢先発・今永投手。左腕からの速球が威力十分。現在3回生で来年度ドラフトの注目投手になるともっぱらの噂。

この日はストレート・変化球とも良く、中部学院大を寄せ付けない感じ。

一度ランナー2塁の時にヒットを打たれましたが、センター江越選手の好返球でホームを狙ったランナーはアウト。この江越選手は阪神のドラ3。守備で魅せました。

 

 

 

中部学院先発も左腕の齋藤投手。

こちらは出だしは良かったのですが、駒沢に上手く攻められ3点奪われます。

 

その後中部学院はＨＲで1点返しますが、反撃もそこまで。

3－1で駒沢が勝利。

 

 

やはり強豪駒沢。新興勢力の中部学院との格の違いを見せつけました。

結局これで順調なスタートを切った駒沢がこの大会優勝しました。

優勝回数はトップの明治大と並び、5度目です。

 

 

この日最も注目された選手であろう中部学院大の野間選手。

結果は4打数1安打、2三振と今永投手に牛耳られた感がありました。

ただ、打席での構えや雰囲気、バットコントロールの良さなどを観ていると「カープがドラ1指名しただけのことはある」と思わせました。

スタンドにはカープファンが散見出来ました。皆さん彼をいち早く見たかったのでしょう。気持ちはよくわかります。

 

 

写真は駒沢大応援団。

高校の部ではブラバンやチアは居ませんでしたが、大学の部では華やかな応援が行われていました。

 

高校・大学両方同時に見ると当たり前のことながら大学の方が全てにおいて「野球が洗練され、かつ完成しつつある」とはっきりわかります。

また、怪我に対する注意深さは大学が非常に目立ちます。これが私的には大学野球を見ていて「落ち着いて観戦出来る」要因になっています。

 

 

最後に。

今回の神宮大会ではマイヤキューさんである「そらまめ」さんにお会い出来ました。

旧名の「ひろたろう」さんの方が通りがいいと思います。私も会話中ずっと「ひろたろうさん」とお呼びしました。

写真はネタとして持参されたブラックコーヒー。（笑）

 

前日東京ドームで日米野球観戦後、深酒されて二日酔いだったそうです。

そんな中わざわざ神宮まで足を運んでくださいました。ありがとうございました。

（二日酔いだったのでビール一杯だけ飲まれました。私の分まで買っていただき恐縮。）

 

第三試合観戦後、そらまめさんは東京ドームへ移動。2日続けて日米野球観戦に向かわれました。今期の観戦数は85試合くらい？だそうです。恐れ入りました。

 

私は神宮を去った後、また別なマイヤキューさんとお会いしました。「やきとり」さんです。

今回は「ゆっくり話がしたい」というやきとりさんの提案で私の宿泊するホテルの近くで飲むことになりました。夕方5時に居酒屋に入り、そのまま11時まで延々6時間もお付き合いいただきました。

本当に色々なお話が出来ました。かなり早いピッチで飲まれていて最後はかなり眠そうにされていましたが、無事帰宅出来たのでしょうか？翌日もきつかったと思いますが。（汗）

私のような「変り者の球場徘徊者」に長時間のお付き合いをいただきありがたいことです。

 

 

今回は長年の宿題だった神宮大会が観戦でき、さらにマイヤキューさんお二人とお会い出来ました。シーズンの〆にふさわしい遠征です。（「そらまめ」さんとは初対面）

 

今期の観戦はこれで全て終わりました。

なお、東京遠征記はまだ続きます。