関西の野球を下支えする野球場(西京極球場)
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Mr.black
2008年10月29日 18:10 visibility1932
京都の西京極球場。非常に交通の便のいい球場です。阪急京都線で大阪からならばターミナルの梅田駅から特急で桂駅まで乗車、ここで普通(または準急)に乗り換えて一駅で到着。(西京極駅で下車)
京都からならば同じくターミナルの河原町駅から普通か準急で簡単に着きます。しかも駅からはすぐ近く。ゆっくり歩いても5分くらいでたどり着きます。
この野球場、長い間関西の野球を下支えしてくれている非常に貴重な場所です。京都の高校野球、近畿大会、大学リーグ戦、社会人野球、そしてプロ野球にまで利用されます。
かつて阪急ブレーブスが存在していた頃はここを準フランチャイズとして年に何度か公式戦を開催していました。(阪急沿線であったことが一因であると思われます。)
また同じく近鉄バッファローズも藤井寺球場に照明塔が無かった頃、ここでナイターを年に何度か行っていました。
そして阪神タイガースも夏の高校野球で甲子園が使えない時期、いわゆる「死のロード」の際にはここでホームゲームを行っていたことがあります。(観戦に行かれた方もいるかもしれませんね。)
現在は大阪ドームに食われてしまってあまりここでプロの公式戦は行われなくなりましたが、そういう歴史のある場所なので個人的に非常に思い入れと感謝の念が強くある野球場です。
一昨日、二十数年ぶりに訪れることが出来て非常に懐かしく嬉しかったです。自分が最後に訪れたあと大改修工事が行われ、昔写した写真と見比べてみると随分変わっていました。
1.スコアボードが手動式から磁気反転式に変わった。
2.内野スタンドが増設されて大きくなった。
3.内野の一部に屋根が付いた。
4.放送席が立派になった。
5.内野のネットが低く、金網から格子状フェンスに変わった。
6.外野フェンスが高くなった。
7.ラッキーゾーンが撤去されてグランドが広くなった。
8.外観のデザインが変わった。
こうやって列挙すると昔の球場とは別物になっています。
ただ、外野の芝生席、そして芝生席の前にあるコンクリート席、鉄骨の照明塔などは以前とは変わっていない様子で記憶の中にある西京極球場がそこには残っていました。
公園の中には陸上競技場が隣接していて、そこではプロサッカーチーム「京都パープルサンガ」の試合も行われます。
これからも関西の野球、サッカー、その他のスポーツを支え続けていって欲しい場所です。行った時と帰る時、思わず球場にお辞儀しました。
磁気反転式に変わったスコアボード。昔の手動式のスコアボードは結構特徴のあるデザインだったので無くなったのは残念です。
内野スタンドは以前よりもかなり大きくなりました。
<追記>
写真では全て長イスですが、2010年の改修工事でバックネット裏部分が背もたれ有りの一人掛けイスになりました。
鉄骨の照明塔。最近は鋼管ポールが増えてきましたのでレトロな感じがします。
外野芝生席の最前列にだけコンクリート席があるのがこの球場の特色です。他球場では全面芝生だけというのがほとんどでこういう形式のスタンドは見た記憶がありません。
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