エレファンツの復活

  • Mr.black
    2021年12月05日 15:42 visibility732

BCリーグを脱退し、来年度から4球団で新たなスタートを切る「日本海オセアンリーグ」。

加盟球団は富山・石川・福井・滋賀です。

 

この中で興味深いのは福井球団。

球団創設時の名称は「福井ミラクルエレファンツ」でしたが経営難で一度清算され、「福井ワイルドラプターズ」として2020年度から再出発しました。

 

しかし経営状況や選手の待遇(契約形態)などが悪かったので再び球団を刷新することになりました。

この際「旧名称のエレファンツを復活させてはどうか?」との提案が出され、新しい球団名が「福井ネクサスエレファンツ」に決まりました。ネクサスは「絆」を意味します。

 

その経営陣は「元独立リーガー」です。独立リーグの選手だった人物が球団経営をするのは史上初とのこと。

更に会長兼GMにロッテとオリックスで監督を務めた西村徳文氏が就任するなど話題になっています。

 

この日本海オセアンリーグですが、まだハッキリとは確定していないものの従来の手法とは異なる運営をするようです。

1.同日同球場で対戦カードの異なる2試合を実施

2.試合の動画配信に注力する

などが現段階で検討されているようです。

 

「1」はおそらく球場使用料や移動コストの削減が狙いなのだと思われます。

対戦カードの異なるダブルヘッダーとはつまり4球団が一か所に集まって試合するということ。これは関西独立(初代)や女子プロ野球で実施されたことがある「変則ダブル」です。

一日に一か所で4球団全てが試合消化出来る合理性があるわけですね。

 

「2」は球場に足を運ばなくても試合観戦できるメリットがあり、おそらくは感染症対策の一つとしても考えられたのでしょう。

地方の球場は「マイカーでないと行きづらい」ケースが多く、なので観客動員のネックにもなっていました。

これは推測ですが、動画配信サービスを試合単位、あるいは1シーズンまるごとで販売し、従来の入場料・FC会費・スポンサー料・寄付以外の収入を目指すのだと思われます。

 

これらは実際にシーズンが始まってみないとわからないので、来年チェックしてみたいものです。

 

それにしても「エレファンツの復活」は地元からも好感触のようです。そう言えば昨年「ワイルドラプターズ」の試合観戦をした時、スタンドに「ミラクルエレファンツ」のユニと帽子を着用したファンを見かけました。

やはり球団名(愛称)は大事な要素なのですね。特に球団の初代名称に愛着を持つファンは多いでしょう。

 

 

 

・・・「パオタロウ」は復活するのかな?

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