高校野球の勢力図の移ろいを感じる
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Mr.black
2022年02月11日 11:45 visibility970
とあるラボ友(マイヤキュー)さんが取り上げた京都の古豪2校の話。
そのブログに出て来る学校の片方は京都一商。その後、西京商業さらに西京高校と校名が変わりました。
これに少し連動する話題ですが、私の手元に昔甲子園で買ったグッズがあります。1982年の第54回センバツ大会に出場した学校が列挙された下敷きで、その中に偶然ながら「西京商業」の名前があるのです。34年ぶりの復活劇だったので当時話題になっていました。
しかしながらその一覧を見ると「40年も前のことなので出場校の顔ぶれが現在はかなり変わったな。高校野球の勢力図の移り変わりは厳しい」とつくづく思います。
参考までに列挙すると
<北海道・東北>:3校
北海・日大山形・東北
<関東・東京>:5校
上尾・千葉商大付属・早稲田実業・二松学舎・横浜商業
<北信越・東海>:5校
静岡市立・愛知・中京(愛知)・長野・星稜
<近畿>:7校
瀬田工業・西京商業・桜宮・PL学園・郡山・大成・箕島
<中国・四国>:7校
浜田・岡山南・尾道商業・丸亀商業・鳴門商業・高知商業・明徳
<九州>:3校
八幡大付属・延岡商業・鹿児島商工
(※)当時の出場数は30校。
その後甲子園に出てこなくなった学校がかなりあります。
また、商業系から普通科の学校になったり、統廃合で校名が変わったりしている学校が見受けられます。
PLのように硬式野球部が休部になったケースも。
驚くのはこの時期、四国勢が4校も出ていたこと。当時四国は全国屈指の野球王国であり、この大会の2年前には高知商業が、更に7年前には高知高校がセンバツ優勝しています。
この地域ごとの勢力図も昨今は様変わりしており、改めて時代の流れを痛感しますね。
野球留学やエリート選手のスカウトが隆盛になり、特定の私学が圧倒的な力を示すようになるにつれ、私の足は段々甲子園から離れていきました。地方生まれの普通の球児がやって来る機会が激減したからです。それが見られないのであれば足を運ぶ気力が出ません。
何が正論なのかはわかりません。でも少なくとも「自分が時代遅れになりつつあるんだな」とは実感します。
- 事務局に通報しました。
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