シューズで大事なこと

  • マル
    2010年08月23日 00:23 visibility2431

シューズは大事です。

テニスはもちろん、ありとあらゆる足を使うスポーツでは自明のことですし、
ひょっとしたら足を使わないスポーツでも大事かもしれません。

しかし。
今日はその「シューズ」よりも大事なことを知りました。

すなわち、足とシューズのフィッティング。

具体的には、
「シューレース(靴ひも)の結び方」
です。

たとえどんなにいい靴を履いていても、
シューレースの結び方を間違えていれば、
それは凡百の靴にも劣るわけです。

***
…と、あえてこのように強く書かせていただいたのは、それだけ衝撃的だったからです(^^;

事の起こりは私の膝でした。
ランニングをやりすぎ、ランナー膝らしき症状を覚え、
陸上をやっていた友人に相談したところ、
「靴がまずダメ」
「フォームもたぶんダメ」
とのこと。

その友人を拉致に付き添われ、原宿にあるアシックスさんに行ってきました。
そこで
足型の測定(無料)、
走った状態での脚部の測定(靴を買わない場合は有料)
をしました。

コンピューター解析にロマンを感じる私としては、この時点でテンションだだ上がりです。
(足型の測定は今までにもやったことがありましたが、走った状態の測定まではやったことがありませんでした。)

その後、私の足と、走り方の癖に合う靴をチョイス。
どうやら内側に倒れこみやすいようで、
かかとの内側にサポートがある靴を奨められ、
もちろんその通りにしました。

余談ですが、足でも「プロネーション」という言い方があるようでびっくりしました(無知なだけか…)

***
問題はその後。
靴を選んで、靴ひもを結んで…
と、ここで私の靴ひもの結び方を見た店員さんがニヤリと一言。
「あ、やっていただけましたね」

Σ(・¥・ ;)

どうやら、典型的なダメな結び方をしてしまった様子。
比べるために、左足は店員さんに結んでもらうことに。

***
で、結果。

違いました。
全然違いました。
全ッ然、違いました。(しつこい)

これは凄いです。

右足(私が結んだ方=いつも通り)は、
これもいつも通り、やや遊びがあります。
(ちなみに、いつもは一度結んで、アップ等をしてから、もう一度結び直します)

一方、左足(店員さんが結んだ方)は、
足にぴったり沿ったまま、
遊びがなく、かといってキツくもなく、
すっと足と靴があがって、そのまま地に着きます。
快適そのものです。

正直、ここまで結び方で違いが出るとは思いませんでした。
これなら、結び直す必要などなさそうです。
そもそも、「緩む」ことがなさそうなので。

***
あまりに凄いので、店員さんに教えてもらいました。
コツは、
「シューレースを引っ張る方向」
だそうです。

一言でいえば、
足の形(周)に沿うようにシューレースを引っ張る
とのこと。

今まで私は、シューレースを
足から斜め45度の方向に、
足から遠ざかるように引っ張っていましたが (←わかりますでしょうか ^^;)、
これではダメで、

足の甲の周囲をメジャーで測るときのように、
足の形(周)に沿って、足の皮膚に対して垂直に引っ張る。
ちょっと難しければ、上に引っ張って、やや内側に寄せてやる。
こんな感じだそうです。

(なお、この結び方をマスターした相棒は、
「分度器の角度を180度から90度に向けて動かすように引き上げていく、
 靴の側面の角度と平行になる程度で引く。
 ただし片方ずつ引いてはいけない」
と表現しています。)

店でも何度か練習したのですが、
相棒とは違って「おしい」ところまでしか習得できませんでした。

しかし、店員さんいわく、
「基本、全部の靴紐で使える」
そうで、靴の能力を十全に引き出すことができるそうです。

(なお、紐に余裕があり、かつ足首が細い人向けに、
 足首までちゃんと沿うように結ぶ結び方も教わりましたが、
 説明がめちゃめちゃ難しいので割愛させていただきます^^;
 興味のある方は、是非お店で教わってください。
 かなりお勧めです!)

***
普段靴ばかりに目が行きがちですし、
もちろん靴の性能も大事ですが、それをどう引き出してやるか。

その重要性を痛感させられた買い物でした。

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