関東大学リーグ1部
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DAI
2018年11月11日 20:50 visibility142
桐蔭vs東洋
0-0
一発縦パスの桐蔭と、ショートパスの東洋。立ち上がりから東洋のパスがつながらず、桐蔭の正確なフィードからの縦パスが長身のCFに通る展開。しかし桐蔭も最終ラインのビルドアップに難があり、東洋のプレッシャーを受ける。なんだかんだ桐蔭が押し気味に試合をすすめる。桐蔭はショートパスもつなげるし、縦パスも正確に通せる。いいチームづくりをしていると感じた。東洋は中盤選手のポジションが中途半端なまま修正できず、カードをもらうという苦しい展開も、ときどきチャンスを作ることができていた。でも全体的には桐蔭が押している試合。
後半は桐蔭が最終ラインのビルドアップを重視したのか選手交代で不安定さがなくなったものの縦パスがずれていく。両立しないのか・・・。東洋はライン全体を少し上げて中盤にぽっかり空いたスペースをケアするようになった。おたがいに攻めあっているが桐蔭のシュートを東洋がしのぐような展開。しかし後半なかば過ぎたところで桐蔭はそれまでターゲットとして頑張っていたCFが足をつり交代。すると全く縦パスが通らなくなる。アーリークロスからいい展開もあったが・・・CFが代わってなかったら1点入ったのに・・・という残念な最後となった。
結局、決め手を欠いてドロー。東洋はなんとかしのいで希望をつないだ。
桐蔭の特筆すべきポイントは速く正確なロングキックである。遠目でも近めでも速いパスを正確に通し、いくらでも展開ができるのは強み。少し攻撃の組み立てを整理したい。東洋はテクニックはあるのだから選手同士がお互いに声をかけあって全体のまとまりを出してポジションを修正していきたい。中盤の選手のポジションを少し前に押し出すだけでもっと攻撃に厚みができたはずだし、攻守両方ともセカンドボールももっと拾えたはず。
明治vs駒沢
1-0
なんだか駒大の試合ばっか見てるなーそういや明治は初めてだった。ショートパスをぽんぽんつないでいくが、ドリブルもできるし、よく動く、そして速い。駒大は長身DFの空中戦が強く、サイドの選手が速い。いつも感じていた最終ラインの不安定さが少し解消されていて足元でも頑張れるかなという印象だった。
立ち上がりから明治が走る、走る、走る。そしてショートパスをつなぐ。中に放り込んだボールを駒沢DFが跳ね返す、明治が拾う・・・なんてことをしつつ、ときどきロングボールから駒沢がゴール前に迫るという展開となった。でもね、足元でつなぐほうがやっぱつなぎやすいし、ポゼッションしてパスをどんどん回したほうが疲れにくい。ボール支配率は明治。それが徐々に駒沢DFの体力を奪っていく。そして右サイドからスピードと速いパスの交換で突破。低くて速いボールのクロスを入れるとDFは追いきれず。シュート、そしてこぼれてシュート、から押し込んで先制。後半もずーっと同じような展開が続き、明治が1点を攻めながら守った格好となった。
明大は長友選手の影響なのか体幹がしっかりと鍛えられていて安定感があるように感じられた。走力の差が今日の1点につながったのではないか。駒大はパスに精度を欠いたためチャンスが少なかった。遠距離から頭で前までつなぐのって難しいのだ。中距離からの速いクロスに頭で合わせられるようにするパターンも攻撃のバリエーションとして用意した方が相手が苦しいだろう。明治がよく走っていたがセカンドボール争いはきわどい争いで、決して分が悪いとは感じなかった。ある程度中盤でも勝負してフィニッシュを頭で勝負してもいけそうな気がする。
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