潜在保育士問題を語る
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保育野郎
2015年12月03日 23:36 visibility607
LaBOLAには全く関係ないテーマではありますが…
最近ニュースや新聞によく「潜在保育士」って言葉がよく出てきます。
潜在保育士とは…
保育士の資格を持ちながら保育士として働いてない人のこと…
だったと思いますが厳密な定義はわかりません(^_^;)
まああれです。とりあえず保育士が足りないから資格を持ってるけど保育してない人をもう一度保育の現場に戻そう的な話です。
とにかく保育士の数が足りないんでしょうね…。
でも簡単な話じゃないですよ。
お偉方は「保育士の給料上げる」とか仰っているみたいですが…
まあそれはもちろんウェルカムなんですが…
保育士を辞めた理由をもっと考えるべきですよ。
例えばうちの妻ちゃんですが…
オレと出会う前、既に保育士を辞めていたわけなんですが…
上司のパワハラですからね。
そんなことがあったらトラウマとなり、二度と保育の世界に戻らないですよ(実際戻らないと言ってます)。
自分にしても、保育士経験わずか2年でとんでもない目に遭ったわけで…
いつぞや日記にもしましたが…
http://m.labola.jp/diary/287285010
このシリーズに出てきた、神奈川県のK市保育会みたいに、保育士を都合のいいようにしか雇用しないようでは…
実際その保育会に属する保育園で働いてる先輩いわく、保育士が足りてないらしいです。ざまあとしか言えないですよ…。で、引き抜きたいと電話をいただいたんですがこんな保育会になんか二度ともどりません。
とりあえずここまで整理すると、パワハラをするようなイカレ上司がいたり、保育士を大事にしない雇用形態がはびこっていたり…
あとは保育士が辞める理由としては業務の多さ、これはそれでも子どもたちの笑顔とそれに見合う給料があれば乗り切れなくもないと思いますが…
それから職場の雰囲気。これは女性の職場ですからね…でもそんなの言い訳にならないですからね。保育士としても「職場を良くする」意識が必要でしょう。
事故などに対する不安なんてのもあるみたいです。すごくわかります。
どうやったって大きかれ小さかれ事故は起きますもん。
もちろん、事故を起こさないために工夫は必要ですが、乳幼児突然死症候群とか未だにその原因が解明されてないものもあるんですよ。
でも乳幼児突然死症候群起きたら、保護者は保育士のせいにするでしょ?まあ滅多に起こるものではないですが、それでもたまに起きるのは、明確な原因がわかってない→それにたいする正しい対処法がない、んですよ。
少しはなしが反れましたが、他にも保護者との関係が難しくて辞めた保育士もいるでしょう。
つまりこの潜在保育士問題…
お金だけで解決できる問題じゃないですよ。
経営者、上司、保育士、保護者、地域…
これらすべてがこの保育士不足の問題を身近に感じなきゃいけない。
保育を取り巻く環境を変えなくてはいけません。
結構壮大な話ですよ。
あと度々保育野郎がここで取り上げている…
http://m.labola.jp/diary/26529120
http://m.labola.jp/diary/1618615012
この「認定こども園(幼保一元化)で3歳児以上受け持つには保育士だけじゃなく幼稚園免許も持ってなきゃダメ~」の謎ルール。
これも早く撤廃すべきです。
保育士足りないなら何故こんなルール作る?です。
まだまだ保育士の代わりに小学校教師OKにする制度とか色々物申したいことが山ほどあるんですが、今回はとりあえず潜在保育士の話題にとどめておきます…。
潜在保育士をもう一度現場へ…
この問題を解決するには保育の世界が変わらなきゃダメだと思う。
保育の世界を変えるのは…
オレ…ではないな、そんなバイタリティない(^_^;)
ただ一人の力じゃなくて、保育園に関わるものみんなが意識することなんだと思う…。
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