潜在保育士問題を語る

LaBOLAには全く関係ないテーマではありますが…


最近ニュースや新聞によく「潜在保育士」って言葉がよく出てきます。


潜在保育士とは…


保育士の資格を持ちながら保育士として働いてない人のこと…


だったと思いますが厳密な定義はわかりません(^_^;)


まああれです。とりあえず保育士が足りないから資格を持ってるけど保育してない人をもう一度保育の現場に戻そう的な話です。


とにかく保育士の数が足りないんでしょうね…。


でも簡単な話じゃないですよ。


お偉方は「保育士の給料上げる」とか仰っているみたいですが…


まあそれはもちろんウェルカムなんですが…


保育士を辞めた理由をもっと考えるべきですよ。


例えばうちの妻ちゃんですが…


オレと出会う前、既に保育士を辞めていたわけなんですが…


上司のパワハラですからね。


そんなことがあったらトラウマとなり、二度と保育の世界に戻らないですよ(実際戻らないと言ってます)。


自分にしても、保育士経験わずか2年でとんでもない目に遭ったわけで…


いつぞや日記にもしましたが…
http://m.labola.jp/diary/287285010


このシリーズに出てきた、神奈川県のK市保育会みたいに、保育士を都合のいいようにしか雇用しないようでは…


実際その保育会に属する保育園で働いてる先輩いわく、保育士が足りてないらしいです。ざまあとしか言えないですよ…。で、引き抜きたいと電話をいただいたんですがこんな保育会になんか二度ともどりません。


とりあえずここまで整理すると、パワハラをするようなイカレ上司がいたり、保育士を大事にしない雇用形態がはびこっていたり…


あとは保育士が辞める理由としては業務の多さ、これはそれでも子どもたちの笑顔とそれに見合う給料があれば乗り切れなくもないと思いますが…


それから職場の雰囲気。これは女性の職場ですからね…でもそんなの言い訳にならないですからね。保育士としても「職場を良くする」意識が必要でしょう。


事故などに対する不安なんてのもあるみたいです。すごくわかります。


どうやったって大きかれ小さかれ事故は起きますもん。


もちろん、事故を起こさないために工夫は必要ですが、乳幼児突然死症候群とか未だにその原因が解明されてないものもあるんですよ。


でも乳幼児突然死症候群起きたら、保護者は保育士のせいにするでしょ?まあ滅多に起こるものではないですが、それでもたまに起きるのは、明確な原因がわかってない→それにたいする正しい対処法がない、んですよ。


少しはなしが反れましたが、他にも保護者との関係が難しくて辞めた保育士もいるでしょう。


つまりこの潜在保育士問題…


お金だけで解決できる問題じゃないですよ。


経営者、上司、保育士、保護者、地域…


これらすべてがこの保育士不足の問題を身近に感じなきゃいけない。


保育を取り巻く環境を変えなくてはいけません。


結構壮大な話ですよ。


あと度々保育野郎がここで取り上げている…
http://m.labola.jp/diary/26529120
http://m.labola.jp/diary/1618615012


この「認定こども園(幼保一元化)で3歳児以上受け持つには保育士だけじゃなく幼稚園免許も持ってなきゃダメ~」の謎ルール。


これも早く撤廃すべきです。


保育士足りないなら何故こんなルール作る?です。


まだまだ保育士の代わりに小学校教師OKにする制度とか色々物申したいことが山ほどあるんですが、今回はとりあえず潜在保育士の話題にとどめておきます…。


潜在保育士をもう一度現場へ…


この問題を解決するには保育の世界が変わらなきゃダメだと思う。


保育の世界を変えるのは…


オレ…ではないな、そんなバイタリティない(^_^;)


ただ一人の力じゃなくて、保育園に関わるものみんなが意識することなんだと思う…。

sell社会

chat コメント 6

  • 保育士さんはもちろんのこと
    看護師や介護士さんなど
    対人のお仕事には 多くの難問が付き物でしょうね

    私も一時 教師をしていた時期があったので
    対人仕事の大変さはある程度理解できますが
    その相手が 幼子や病人であった場合のご苦労は計り知れません

    何をもって その労働の対価とするか…
    とりあえずは賃金アップが真っ先にくるのでしょうが
    職場に潜む諸事情・諸問題に目を向けない限り
    その職業を志す若人に希望の光を感じさせることは難しいでしょうね 。。。

  • > トトロさん
    >
    おっしゃる通りです!


    潜在保育士もですが、次の若い世代がいかにその仕事を選ぶか…


    保育は割と「子どもが好き」という単純な理由が多いんですが、それでも嫌になってやめてしまう人が多いですからね。


    色々変わらなきゃならないです。

  • そうですか。

    自分にとって
    何は耐えれて、何が耐えられないか。
    それは上司のパワハラ、職場での人間関係、長時間労働、休日出勤、
    なのか。

    私が勤めている会社は、典型的なブラック企業です。
    辞めて行った先輩を沢山見て来ました。
    私の同僚もブラック企業であることを認識しています。

    でも
    私みたいなブラック社員は、ブラック企業が合ってるのかも。。

    なんて、最近思いますww

    どんな仕事でも、自分に対して負荷は掛かると思います。

    世の中の仕組みが間違っている事は多いと思います。

    また会社が間違っている事も多いと思います。

    でも会社は自分が思っているようには変わらないものです。

    まあ、どんな仕事でもそれなりに大変ですよね。

  • 私、奥さん、幼稚園の先生してます。色々、職場は大変みたいですね。
    あ、幼稚園と保育園の違いも分かってないのですけど、、、
    人間を扱う仕事は、大変です。

  • > robbenさん
    >
    >
    そうですね。


    まあ結局、何なら我慢できて何なら我慢できないのか、そういうことでしょうね。


    保育の仕事は本来やりがいは感じられるんでしょうけど、それでも離職率高いというのは単純な理由ではないんでしょうね。


    まあどの世界も大変です…。

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