Ｕ２２日本ｖｓＵ２２サウジアラビア

なんとか北京オリンピックの出場権を手にしたのは
ミッション完了、といった趣だろうか。
数ゲーム振りの３バックで日本は戦ったが婦人はレディース、もとい布陣はこんな感じか。

　　　　　　李　　　　岡崎
　　　　　　　　柏木
本田（圭）　　　　　　　　　水野
　　　青山（敏）　　　細貝
　水本　　　伊野波　　青山（直）
　　　　　　　　西川
初めてフォーメーションが分かるように書いてみたがこんなめんどくさいことはもうやりません。
前半はサウジ、後半は日本、というのがまあ大体の流れ、という感じだとは思うが、０−０のドローというのは良くも悪くもこのチームらしいゲームだったと言えるかもしれない。とにかくＦＷからＤＦまでハードワークをして、少ないチャンスをものにする、とりわけ本田＆柏木の左足と水野の右足とによるセットプレイが点を取るための頼り。李も岡崎も守備に奔走し、裏まで狙うわけだから、シュートを打つシーンでははなかなか狙い済ますような状態ではなかった。

もちろんプレスは素晴らしかったといえるかもしれないが、まだまだ全体が連動しているとは言いがたい。柏木と青山（敏）の二人が良く走っていたけれども、それがサンフレッチェのスタイルかどうかは知らないが、周りへの要求が（きちんと）なければ効果は小さくなってしまう。水野のロングスローが多かったけれども、デカモリシも平山もいない状態ではなかなかチャンスにまでは至らず。
ゲームはお互い無得点で日本が北京五輪の切符を手にすることとなった。

はっきり言ってこういう観戦記は
「野暮」で「ＫＹ（空気読めない）」
なものではあるけれども、本大会・そしてその先にあるＡ代表での事を考えると、まだまだ道程が遠いことは明らかだと思う。

以下個人採点
ＧＫ西川６．５　判断が良かった。やや慌てるシーンもあったけれど、しっかりと完封。
ＤＦ青山６　致命的なパスミスは無かった。しっかりと仕事をこなす。
伊野波６．５　ミスになったものもあったが両サイドに振り分けて蹴るフィードで幾度かチャンスを作る。ＤＦも良かった。
水本６．５　メリハリの利いたディフェンスで安定していた。
ＭＦ水野５．５　気合は入っていたが空回り。自分が何かをしようとし過ぎな面があったように見えた。彼に喝を入れるためにもオシムは元気にならなければならない。
青山（敏）６　ミスもあったが消極的なものではなかった。前に前に圧力をかけていくプレイスタイルは○。
細貝６．５　前にも後ろにも気を配り、きっちりと仕事をこなした。シュートは決めたかったが・・・。
柏木６．５　正直言って攻撃はまだまだ不満。それでも随所に輝きを見せたと同時に守備や周りを助けるランニングでしっかりと仕事シタールはインドの楽器。
本田（圭）６　李のヘディングシュートを導いたクロスなど良かった。守備でも頑張りました。ウホ！（失礼）
ＦＷ岡崎６　パスコースを作る為のランニング、チェイスと人がやりたがらない仕事を素晴らしい量こなした。人がやりたがる「得点を決める」仕事は無かったが。本田（圭）は相当感謝してると思う。
李６　決定的なシーンも外す。いいシュートシーンを作っているし、チャンスにも絡む。しかしシュートは入らなかった。

ちょいと辛口風なことを偉そうに書いたけれども、ＴＶ画面を通して見た水本の涙に売る売る買う買う、いややっぱり売らない、それじゃ詐欺だよ！
もとい、ウルウルきてしまった。
今後はまた一旦白紙に戻してから、本線で活躍できる選手を、そしてこれから成長してゆくメンバー選考をして欲しい。
それが反町さんの〆サバだ！


もとい使命だ！