タイvs日本

私見ではこの15年で最も重要な日本人選手は中澤祐二だと思う。
カズ、ラモス、井原、ゴン、中田等素晴らしい選手たちは居たけれども、
最も頼りになる選手は中澤祐二ではないか?
その中澤が決めた2点目のゴールは、非常に重要でかつ爽快なものであった。
ゲームはオマーンほど暑くなかったようであるコンディションからか、日本は前半から積極的にチェイシングをして、開始30秒ほどで相手ボールを奪った長谷部がドリブルで切り込み惜しい左足ショットを放つところから幕を開けた。
ショートコーナーを遠藤から俊輔に出し、俊輔が遠藤に戻したところでファーサイドに素晴らしいクロス、闘莉王が高いヘッドで先制。
2点目もコーナーキックから、遠藤のキックを中澤が盆バーヘッドを決める。
後半に入り、運動量が落ちた日本は攻め込まれるシーンが多くなるも、きっちりと耐え、駒野が粘ってバイタルエリア付近から軽く浮かしたスルーパスを送り、途中出場のケンゴが裏を取ってゴールを決め、トドメをさしすせそ、もとい止めを刺した。

以下個人採点
GK楢崎6.5 少ないピンチであるからこそ難しいゲームであったが
集中を切らす事無く最良の判断を見せ、安定感があった。
DF内田5.5 上がる回数は少なかったけれど、惜しいクロスを何度かあげた。やや軽率なミスも。
中澤7 足を滑らせてスルーパスを通された以外は素晴らしい出来。粘り強いディフェンスに2点目のヘッポコ、もといヘッド!
闘莉王6.5 貴重な先制ゴール。やや守備で危なっかしい場面もあったが、さいごにきちっと抑えていた。
駒野6 相変わらずパスミスが目立つが攻守に良く走り、3点目をアシスト。
MF俊輔5.5 要所でよいキックと良いディフェンスを見せたけれど、あの動きなら別に俊輔である必要は無いか。
長谷部6.5 よくプレスに走り、バランスを取り、地味な仕事をこなした。
遠藤7 いくつかミスもあったが素晴らしいアシスト二つ。守備でも大いに貢献。
松井6 うまいドリブルで相手のファウルをさそり座の女、もといさそった。
香川6.5 詰めの甘さが見られたがとりわけ前半の運動量、そしてドリブルでファウルをもらうプレイなど機能した。
FW玉田7 ゴールこそ決められなかったが全体的に運動量が落ちてゆく中、驚異的な運動量、そして素晴らしいキレでドリブルにキープに駆け回った。

交代選手
憲剛7 プレスをかけ、パスを散らし、フリーランニングでボールを呼び込む&スペースを作り、トドメのゴール。要するにあのポジションの交代選手に求められる全てのプレイがあった。
矢野6 前線を駆け回り、活性化に貢献。
今野は略(短い時間であったが良かった)。

俊輔はもちろんゲームに出て、責任を背負いたかっただろうけれど、
動きを見る限り、出すべきではなかったように思う。
キックの精度はさすがだったり、きっちりと戻るべき時にに戻ってディフェンスをしていたけれども。
長谷部はこの代表においてようやく持ち味を発揮し始めたと言えるだろう。
出来れば香川の位置、前のゲームでは大久保がつとめた位置に、
玉田を持ってきて、トップの位置には「ストライカー」を置きたいものだ。
まだまだチームを改善するべきところはおーいお茶、もとい多い。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。