最高の勝利!全員でもぎ取った勝ち点3!
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うじ
2010年06月15日 02:36 visibility133
大会直前の親善試合ではなかなか苦しい試合が続いた日本。
暗雲たちこめるW杯開幕戦。
メンバーは以下↓
GK 21川島
DF 3駒野 22中沢 4闘莉王 5長友
MF 2阿部 7遠藤 17長谷部
FW 8松井 18本田 16大久保
本田をワントップ気味に、両サイドのスピード、テクニック、運動量を兼ね備えた大久保松井を置くという形。試合は序盤からお互いが持ち味を消しあい、お互いロングボールを蹴っては奪われ、持ちすぎては奪われ・・・という落ち着かない展開。
日本のDF陣は本当に集中していて、相手に仕事をさせなかった。
実況も言うように「重い雰囲気」で試合が進んだ。
前半は日本の攻撃のアクセントになっていたのは間違いなく松井。
右サイドから積極的に仕掛け、相手DFを引き寄せた。ワントップに入った本田になかなかクサビのボールが入らない中、ボールを高い位置まで運べる松井の個人技は際立っていた。
阿部の守備も秀逸で、中盤でカメルーンの選手をフリーにさせず、セカンドボールもよく拾えていた。
そして迎えた前半39分、遠藤が中央でボールを持つと、右サイドに開いた松井に最高のパス。強さといい、タイミングといい、正に最高のパス。本田のゴールを生んだのはこの遠藤のプレーといっても過言ではない。松井はこのボールを持つと、冷静にゴール前にクロス。これに大久保が突っ込みDF2人をひきつける。ファーでフリーになった本田。
ワントラップ。
「何でとめるねん」
と思った!が・・・
本田は冷静にDFとGKを見て、空いたニアサイドに冷静にインサイドキックで流し込んだ!
やった!!
日本、最初のシュートがゴールに結びついた!!
先制1-0!!
後半も持ち味を消しあうリアリストの戦い。
日本は次第に守備の時間が長くなるが、大久保の突破など随所に攻撃の姿勢を見せる。そして劣勢にたたされた後半、前線でボールをキープできる本田の存在感が大きくなり始める。 大久保、長谷部、遠藤もDFと一緒に相手選手にプレッシャーをかける。
日本の守備陣は全体的に集中力が高かったが、そんな中でも一番よかったのは中沢だと思う。駒野が守備で1対1で対峙し、クロスオーバーしてきた選手にボールが出た場面も先読みして体を入れブロック。相手の左サイドの2番が長い距離をドリブルしてきた場面もドリブルが大きくなった一瞬を見逃さずボールを奪う。
後半も右サイドで同じような場面があった。
もちろんヘッドでも日本のゴール前に強固な壁を築いた。
時間が経つにつれて焦るカメルーン。
ロングボール主体のパワープレーに出る。4年前の悪夢がよみがえる展開。
しかし今回の日本は中沢、闘莉王、阿部という高さのある選手がきっちり跳ね返す。
後半途中から、松井→岡崎、大久保→矢野というカードを切った日本。
長谷部のミドルという見せ場はあったが、基本的に守備に忙殺される。
DFにとっては震えるような試合展開。駒野、長友、中沢、闘莉王、阿部、本当に体を張ってよく守った!! 遠藤も終盤でのあの落ち着きはさすが。
バー直撃のシュートを放たれるなど恐怖のシーンもあったが、全員の気持ちが一つになり、全力で守る。 後半40分過ぎに日本は最後のカード、長谷部に代えて稲本投入。
ロスタイムは4分。途中出場の矢野も右サイドで必死に相手選手に食らいつく。本田も疲れはあっても走る!!走る!! ロングボールのこぼれ球、流れ球で危険なボールもあったがGK川島が冷静に処理。 中沢、闘莉王は激しい競り合い空中戦を制する。
そして歓喜の瞬間が訪れた!!
日本代表が初戦で大きい勝ち点3獲得!!
この勝利は本当に大きい!! これでもし次のオランダに引き分けることができれば(難しい!)最終戦のデンマーク戦は引き分けでも突破が決まる。そういう計算は抜きとしても自国開催以外のW杯で勝利をあげたのは価値のある事。一人の日本人として本当に代表チームを誇らしく思う。
今回試合に出た選手は素晴らしい働きをした。そして今回出られなかった選手たち。彼らの奮起なくして予選突破はありえない。個人的には、玉田、中村俊の2人に特に期待している。玉田は重心の低いドリブルと、左足を鋭く降りぬくシュートという武器を持ってるし、俊輔の重要性は改めて言うまでもない。日本一のキックの精度。劣勢にたたされた試合では、俊輔の相手DFのウラをつくボールが必ず武器になる。自らゴールを陥れるFKやミドルシュートも見所。
とりあえずは次のオランダ戦!!
頑張れ日本代表!!
最後に、この試合のMVPはDF中沢です!!
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- 事務局に通報しました。
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