サッカー選手の育て方
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うじ
2009年01月25日 23:33 visibility233
すごく考えさせられる出来事がありました。
僕は以前日記で「子供でも大人に混じってフットサルさせれば、体の大きい相手と戦う術が身につき、いい選手が育つのではないか」と提唱したのですが・・・
今日ホークスタウンで開かれたフットサルのミックス大会に小学校低学年ぐらいの子供が参加していました。
その子は、それなりに上手くて、シザースとかマルセイユルーレットとか色々やるのだが・・・
いかんせんドリブルしかしない。
パスをもらうとひたすらノロノロドリブル。
リアクションに困る僕。 こっちとしては、ボールはいつでも取れる。しかし相手が子供やから取りたくない。 でもあまりもドリブルしかしなくて、下手したらゴール前まで侵入されて周りの大人に決められる可能性があるから、
「パスせ〜〜へんかなぁ」
なんて思いながら、とりあえず子供のドリブルのペースにあわせて下がる。 下がりすぎてまずいところまで来て、仕方なくボールをそっと子の足元から丁寧に抜き取って、攻撃へいこうとすると、
「空気読めよ」
相手の�番がお怒り。僕はとりあえず無視して、シュートまでいく。
帰り際、「あのお兄ちゃん空気読めてないね〜」と、子にヨシヨシする�番。
今回、サッカー選手の育成という観点からこの問題を整理すると、
� 子供をこの大会に参加させた事の可否
→子供にとってはいい経験になるから悪くは無いと思うけど・・・。以下。
� 子供のプレースタイル
→今回の子供はドリブルしかしなかった。
そこでボールをとって怒られたら、子供がボールに向かってドリブルしてきたら黙ってゴールを許せという事なのか。 「相手が来たらワンタッチ、ツータッチでシンプルにはたけ」とか、「ゴール前行ってこぼれ球を狙え」とか、そういう指導をする人が相手にいなかったのは残念。
�まわりのフォロー
→まわりの選手が子供をフォローして余りある実力がないと・・・
� 子供からボールを奪ったらダメなのか
→向かってくる相手のボールは奪う。
子供がドリブルしてきたらどうする?? そら、怪我させるような事はもちろんダメなんやけど、ちゃんとディフェンスしないと子供の練習にならない。DFはカラーコーンとは違う。
� どういう意図を持って参加させるか
→子供を大人の大会に参加させるなら、「本気でサッカー選手として成長させたい」という意図をもつべき。 それなら、子供にもっとプレースタイルを工夫するよう指導するやろうし、周りの選手ももっとフォローしたりするはず。 まして、子供がボールを獲られたら、「空気読めよ」と僕相手じゃなくて、子供相手に叱るはず。(「ボール持ちすぎや」という意味で)
今回は、「ピクニック気分」で参加させてたとしか思えない。 自分らはピクニック気分でも、対戦相手はピクニック気分じゃないから危険だよ・・・怪我したらどうする??
大人に混じってサッカーするのはいいけど、大会ではなく、練習試合とか草サッカーとか勝敗にこだわらない場に連れて行ったほうがいいのかな。 9歳の頃からテニスボールを蹴って電気のスイッチを入れてたというデルピエロみたいな子供なら別やけど。
『世界規格』の選手が今後日本から輩出されるには何が必要なのか、今日の出来事から考えさせられました。
- 事務局に通報しました。
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