王国のパスサッカー

前節初勝利をあげた清水がヴィッセル神戸を迎え撃つこの一戦！！

メンバーは以下↓

＜清水＞

GK　21西部

DF　25市川　５岩下　２児玉　４太田

MF　16本田　30小野　13兵働

FW　10藤本　18ヨンセン　22大前

＜神戸＞

GK　１榎本

DF　25石櫃　４北本　５河本　２小林

MF　６エジミウソン　８松岡　７朴康造　11ポポ

FW　13大久保　21茂木

　細かくパスをつないで崩す清水に対し、カウンターとエジミウソンの馬力で仕掛ける神戸という構図。

前半はロングパス主体の神戸のサッカーが効力を発揮。

30分ぐらい、エジミウソンが右サイドでボールを持ちクロス、ポポの落しから茂木のシュート！！枠にいっていたが児玉がブロック！！　この決定的チャンスを決められない神戸。

清水はDF岩下とMF本田が出色のプレー。

神戸FW大久保が左サイドを突破してきた場面も本田が素早い反転からしっかり体を入れる。岩下のインターセプトも見事に決まり神戸の攻撃の芽を摘む。

清水は前半はなかなかいい形を作れなかったが、小野、本田、藤本というキック精度の高い選手が織り成すロングパスにはため息が出る。

　後半は開始早々に神戸・朴が高い位置でボールを奪い茂木に。

茂木が１人で持ち込みGKと１対１の場面を迎えるがこれを西部がスーパーセーブ！！またも決定的チャンスを逃した神戸。

逆に清水がいい攻撃を見せる。

本田が中央でボールを持ち右サイドをあがった市川へロブ。市川、小野へ落し。小野、再び市川へ。市川→藤本。藤本から逆サイド大前へ正確なサイドチェンジ。大前からゴール前へクロス・・・

などなど。

ほかにも、小野と兵働のコンビでサイドを崩したり、惜しい場面を多々作る。

　清水の武器はセットプレイ。

藤本、小野の正確なキック。　今年の清水は怖い。

試合を決定すけたのはそのセットプレイ。80分、やや遠い位置だったが、途中出場のボスナーが低い弾道のブレ球FKを突き刺しこれが決勝点に！！清水が勝利をおさめた。

　この試合、清水は「王国」らしい見事なパスサッカーを見せてくれた！！選手層も厚いし、ACL出場はノルマ。

　神戸は、エジミウソン頼みで少し苦しいなと思いました！！　守備陣はがんばってたけど、攻撃にアイデアが乏しい・・・攻撃が朴と石櫃の居る右サイドに偏ってしまっているのも気になるところ。

　最後に、この試合のMVPは清水の藤本で！！