
ナックル打球 空中イレギュラー
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やま
2014年05月04日 07:38 visibility1592
昨日の試合で阪神タイガースの上本二塁手が
ライナーを取り損なって右手を怪我した。
一見、なんでもないライナーだったが、
左にはめているグローブに収まらずに
捕球後に添えるためにポジショニングしていた
右手に直撃したのだ。
解説の金村さんが「空中イレギュラーしたのかな」と呟いた。
アシスタントの女の子が「は?」という顔をしていたが
金村さんは慌てて「いや、あるんですよ」と訂正した。
その瞬間、思い出した。
空中でボールの軌道が変わること。
名前を出して良いものかどうかはわからないが、
私の日記によくコメントを残してくださる
「小さいオヂサン」様の得意技である(笑)
この方は外野ノック中に度々、この凄腕を披露する。
ボールが空中で軌道が変えたいのであれば原理は至って簡単である。
ボールが宙を進み、そこに複雑な空気抵抗や気圧の変化を与えれば良い。
と、言うは簡単だが、行うは難しである(笑)
この小さいオヂサン様は本当に、ノック中に
これをやってのけるからスゴイ。
と、言うのも正体は無回転ボールである。
無回転で進むボールは非常に大きな空気抵抗と
不規則な気圧変化で一定距離進むと
次第に揺れたり、急激な変化をしたり、
はたまた「走る」ではなく、「滑る」ようにボールが進む。
私は金村さんの「空中イレギュラー」の言葉を聞いて
すぐにピーンと来た。
ああ、小さいオヂサン様がノックで打ってるアレね、と。
一人頷いていると金村さんは慌てふためきながら解説を続けた。
「ボールが無回転で飛んでくると、こうなるんです。
急に伸びてきたり、はたまた急に変化したりね。
そう、サッカーボールのように」
?!?!?!?
まてまてまて。
言いたいことはわかる。
本田圭佑選手のあのフリーキックのシュートのことを
言いたいのであろう。
いや、そこはナックルボールでいいだろ!
野球の解説なんだから!
何故に本田選手のフリーキックの話を?!
と、思っていたら横にいた解説の片岡さんが
「ナックルボールのように変化するんですよねー」
と険しい顔(予想)で助け舟を出してくれいた。
ありがとう、片岡さん。
そう、その一言が聞きたかったんだよ。
なんだよ、サッカーボールのようにって。
サッカーボール=無回転か!
せめてそこは「全力投球した時のピンポン球のように」だろ!
ナックル打球、皆様は見たことあるであろうか?
そりゃあぐにゃぐにゃするんだから。空中で。
風の強い日なんか落下点にいなくても
傍から見ただけでわかるんだから。
ぐにゃぐにゃー、ぐにゃぐにゃー。
- 事務局に通報しました。
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