バレンシアのバルサ封じ[e734]

  • けんた
    2011年09月25日 02:39 visibility271

1節前の試合になるんですが、
バレンシアーバルサ

なかなかの好ゲームでした[e734]


というか、バレンシアのクオリティは高いっ[e451]

試合結果は、2-2でドローだったんですが、
バレンシアのペースって言ってもいいくらいの試合でした。


結果的にはメッシの個の力とセスクの決定力にやられた感じですが、
策士エメリの罠にまんまとハマったと言ってもいいのかも。



近年バルサ封じというのは、どこのチームも頭を悩ますとこ。

よく見られるのが、ラインをどん引きさせて完璧後ろのスペースを消す作戦。これは一人や二人でカウンターできるC・ロナウドやドログバがいれば成り立つけど…
支配率で圧倒されるからなかなか難しい。


もう一つがモウリーニョがレアルやインテルで実践した中盤からの猛プレスで、シャビ、イニエスタ、ブスケッツなどを徹底的に潰す作戦。

今年のCLでもペペをボランチにして、よりフィジカル戦に持ち込もうとしてましたね。

これは若干成功しかかってましたが、やはりプレーが激しくなるのでカードのリスクも多くなる。


バレンシアのエメリが選んだのは後者。

ただ、それもモウリーニョより、よりスマートな方法で。


バレンシアは4-2-3-1でバルサは3-4-3のシステム。


特に目を引いたのが、バレンシアのプレスのかけかた。

前からプレスをかけて、後ろのラインは高目に設定。これはフツーなんですが、バルサが中盤でボールを持ったときが面白かった。


両サイドにいる、パブロ・エルナンデスとマシューは必ず逆サイドにボールがあるときも中までポジションを絞ってる。それもほぼ中央に位置するくらいまで[e284]


つまり中盤でバルサの4人に対して、常に人数の有利を保っている。当然のことながら、スペースがほとんど消されてるので、バルサの細かいパス回しを窒息させてる状況に[e447]


逆サイドが真ん中まで来るってことは、サイドのスペースががら空きになるのでは[e733]


まあ〜、これもエメリの策略なのかバルサの3バックはほとんど上がらないタイプが先発。

つまりサイドに振ってもペドロとアウベスが1対1でDFに挑む形に(ビジャは今回控えでアウベスがウイングでした)


そこはSBとCBのカバーで抑え切れると判断したんでしょう。


またその守備から攻撃の切り替えが早い早い[e282]これは昔からバレンシアの十八番のカウンター[e734]


中に絞ってたエルナンデスやマシューが、中盤でバネガやカナレス、アルベルダなどがボール奪うと縦に斜めに走り込む。
2点目なんかカウンターからマシューのクロス→エルナンデスのシュートって一連の流れは完璧でした。


中盤でもバネガの出来が秀逸[e731]ボールをキープ出来るし、あのバルサ相手に全くボールを取られない[e451]手玉に取ってて、マヂにビックリでした(笑)

CLでアーセナルがホームで勝った時も、ウィルシャーが全くボール失わなかったけど、対バルサにはそういう選手は必ず必要なのかも[e733]


正直エメリはモウリーニョよりスゴイと個人的に思います。

バレンシアなんて選手的に見ると、バルサやレアルはもちろん、アトレティコ、セビージャ、マラガなどにすら劣るメンツ。

その上に去年はシルバ、ビジャ、今年はマタ、ホアキンなどの大駒を奪われてる。


それで2年連続3位をキープだからなかなかのもの。


もしシルバやビジャ、マタなどが健在だったらどんなチーム作りあげてたのかな[e3]


バルサやレアルに対抗、いや匹敵するチームを作り上げてたのかも。まあ、バルサは別格にしてもレアルよりは確実に質の高い、好チームを作り上げてたと思います。


層が薄いのと、バネガやカナレスが波があること、得点源がソルダードしかいないこと、などまあタイトルなどは厳しいのは事実ですが、
エメリバレンシアには注目していきたいです。

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