本田と森本

オランダ戦、ガーナ戦の日本代表が発表されましたね。

メンバーはいつもどおりのメンツと、

鹿島の岩政が復帰、カターニャ森本の初招集と

言ったとこでしょうか。

注目はＷＷＷフェンロの本田圭佑、カターニャの森本貴幸。

この２人で間違いないかと思います。

本田はオランダで開幕から４試合で５ゴール２アシスト。

森本も完璧レギュラーとして、開幕戦ゴール。

代表に入っても、即戦力として大活躍！

そのままレギュラーへ！

と言いたいとこですが・・・。

どうでしょうかね？？

正直、そんな簡単にはいかない気がします。

相手が強豪中の強豪オランダやガーナということを

差し引いても。

代表とクラブでの役割があまりに違い過ぎるということです。

本田は、ＷＷＷでは大車輪の活躍で、

強豪クラブからもオファーを受けてるということで

代表での活躍も相当期待されてるでしょうが。

クラブでは本田シフトとでも言うべき、

完璧本田が活きるようなシステムで戦っている。

本田の守備の負担をかけないよう、ボランチは専守防衛の

２人を使い、本田はほぼ攻撃に専念している。

森本も同じ。

カターニャではワントップを張っているものの

仕事場はゴールエリア周辺で、守備は最低限でＯＫ。

つまり２人とも、持ち味が活きるようシステムの中での

活躍ということです。

もちろん力があり周囲に認めてもらったからの訳で

素晴らしいこととは思います。

でも、代表ではどうか？？

代表では、そんな優遇はまずありえません。

あの、俊輔でさえしっかり守備の仕事をこなしていますし、

それだから代表でレギュラーを張っているのでしょう。

代表に必要ないと散々言われてた玉田もそう。

あのシステムでどう考えても玉田は活きるわけがない。

本来ツートップでこそ活きる選手。

それでも、使われてるのは代表での玉田は多くの

仕事をこなしているからです。

前でポストプレーをこなし、しっかりキープもする。

そして前線からの守備にチャンスメイク。

ゴールを奪えないと批判受けてるけど、

あれだけ仕事をして、ゴールを奪えというのも酷な話。

大久保もそう。サイドで使われ、どう考えても

持ち味を活かしてもらってるとは思えない。

森本にしろ、本田にしろ攻撃的センスや能力なら

俊輔や玉田に引けは取らないと思う。

でも、代表ではそう簡単に活躍できるかといえば、

ＮＯだと思います。

岡田監督は、コンセプトという言葉をよく使い、

それに合わない選手はＪリーグで活躍してても

呼ばないらしいですが、

本末転倒。

本田と森本を呼ぶということは、コンセプトに

反しているということではないでしょうか？？

それとも海外組ということに魅かれ呼んだのでしょうか？

なんか最近は、岡田監督が前監督のジーコと同じ感じにしか

思えなくなりました。Ｊリーグの選手は、いくら活躍しても

無駄って思ってしまうのじゃないかと、心配になります。

今回のオランダ戦、ガーナ戦は正直変に善戦しないことに期待します。

２００１年サンドゥニのフランス戦のような

大敗したほうがいいとすら思ってます。

それこそ何もできないくらい、ボロボロに負けるのがいいと思う。

何も根拠がない、ベスト４という無謀さと

日本の今の実力がどの程なのかを思い知ったほうが

いいのじゃないでしょうか。

まずは１勝、そしてベスト１６へというのが、

本当の目標のはず。

アジアで、カタールやオーストラリアごときに勝てなくて

そんなことよく言えたもんだと思います。

というか、ここで変にオランダあたりに勝ってしまったら・・・

それこそ逆に怖いですね。

ジーコのときも、ブラジルやイングランドに引き分け、チェコに勝ち

Ｗ杯前のドイツ戦に引き分け。強豪とある程度やれる、と思ったら

結果は・・・あの通り。

所詮親善は親善。強豪がガチで来るわけもない。

でも、オランダ、ガーナに勝ったら・・・マスコミも

行ける！ベスト４！とか書くんだろうなぁ。

はぁ〜〜。めんどくせ！

贔屓目で見ても、今の実力

１勝２敗か２分１敗でしょ、どう見ても。

そもそも岡田監督自体クラブチームでこそ

活きる監督な気も・・。ジーコや前五輪の反町監督もそう。

代表は短期間で、パッとチームをまとめて組み合わせが

出来る監督のほうが向いてる気します。

ヒディングのように。Ｊで言うと、鹿島の

オリウ”ェイラ監督や前大分のシャムスカがいいんじゃないで

しょうか？短期間でいいチームを

作りそうな気がします。

話の線がそれましたが、本田、森本には期待はしていますが

クラブでの役割から言うと、途中交代で出場というのが

ベストかと思います。