ブラジルとスペインの違い・・

コンフェデブラジル優勝！いやぁ、日曜は深夜・・というより終わったのは
早朝だけど、ブラジルーアメリカ決勝見ました。
アメリカに２点先取されて、また大番狂わせ？？
思うたけど、流石はブラジル！同点にして、終了間際に逆転。
やっぱ勝負強いっすね！


スペインは２点取られたまま、アメリカに敗戦したけど、
この違いって何だろうって思った。
メンタル面の違い。これは大きいかも。
スペインは試合をやる前からアメリカを見下していた。
自分も最強スペインが絶対負けることはない！って
思ってたし、実際アメリカ人の人以外はほぼ全員って言っていいと
思うけど、スペイン勝利を確信してたはず。
（アメリカの人も勝てるとは思ってなかったかも・・）

負けた原因としては、相手ＧＫが良かった。
イニエスタいなかった。マルコス・セナいなかった。
ダビド・シルバ怪我明けで使えなかった。ＦＷ勢の不調。
まぁ、いろいろとあっちこっちで挙げられれてるとは
思うけど。
早い話、そもそもスペインがアメリカより格上と思った
のはなぜ？２００２年日韓では同じベスト８。
決して弱い相手ではない。
試合見てて気付いたのが、コンフェデのスペインは
なぜか自信過剰に見えた。自分達は強い、
負けるわけがない、点取られても追いつける。
プライド持つのはいいけど、自信過剰と
自信持って戦うのとはそもそも違う。


というより、今思うとスペインが最強、今現在世界一強いって思った根拠は
なんだろう？と思った。
現在スペインは世界ランク１位だし、ユーロも優勝した
さらにアメリカ戦まで３５戦負けなし。
さらにＣＬで優勝したバルサがスペインのチーム。
確かにここ最近のスペインは最強って名にふさわしかったし
メディアもそういう報道が多かった。


でも、でもよくよく考えるとほんとに世界一か？と疑問に。
そもそもスペインは前回ユーロを優勝するまで
常に優勝候補には上がるけど、勝ちきれない勝負弱いチーム
というのが、スペインの一般的な評価。
最近の強さを見て勘違いしてたけど、
Ｗ杯ではスペインは何も結果を残してない。

そう。スペインは過去大昔に４位を１度取っただけで
今はベスト４にさえ勝ち残ることができないチームだった。

それに比べて、現在ブラジルはあまり評価は高くないけど
常にＷ杯で結果を残しＷ杯は最多の５回優勝。
前回はベスト８止まりだったけど、
それ以前は優勝２回に準優勝１回と
大きなプレッシャーの中結果を残している。

スペインとはやはり違う。修羅場をくぐり抜けた数が全然桁違い。
今は不調だけど、イタリアもそう。悪い悪い言われながら
Ｗ杯では結果を残している。ドイツも前評判低くても
ベスト４以上の結果を何度も残している。


スペインは今アルゼンチンと並んで大好きなチームだけど、
たった１度ユーロで結果を残したのみ。
メディアや最近の結果に踊らされすぎたなって思った。

ただ、ここで下手にコンフェデ優勝しないで
良かったなって思った。
これで優勝なんかしようものなら、
ますますメディアは持ち上げ、架空のスペイン最強説が出来上がり
選手も天狗になってしまったはず。
それじゃあ、来年のＷ杯での結果は見えている。
また、例のごとく優勝候補筆頭に持ち上げられるも、ベスト８で敗退。
逆に修羅場の経験値が違う、ブラジル、イタリア、ドイツなどが
優勝はかっさらったかと。


スペインにとっての正念場は来年のW杯。
ここではユーロにいなかった、南米勢やアフリカ、北中米もいる。
ここで結果を残してこそ、ほんとの意味でスペインが
偶像じゃなくて、真の世界一って称号を得るんじゃないかな
って思います。


ブラジルはイタリア戦の圧勝劇といい、南アフリカ戦の終了間際ゴールといい
決勝のアメリカ戦の逆転劇といい、いろいろな勝ち方知っているというか
常に勝負に徹しているとこがスゴイ！
やはり、今でも勝負がかかったときの強さなら世界ＮＯ．１！
どんなカッコ悪くても、泥臭くても勝ち切れる強さは見事としかいいようがない。プライドをかなぐり捨ててでも、アメリカから
ゴールを奪おうとする姿勢は好感もてたし、
今のスペイン代表、そして日本代表にもない姿勢だった。
日本にも技術うんぬん、戦術うんぬんなんかより
その姿勢をまずは見習ってほしい。

今のブラジル代表は決して見栄えがするわけでもないし、
カウンター型のチームだけど、やはりブラジルはブラジル。
来年Ｗ杯でもベスト８以上は間違いないだろうし、
優勝候補としての強さ見せてくれそうですね。


スペイン代表も、ブラジル打ち負かして
真の世界一を勝ち取ってもらいたいです☆