フットサルカンファレンス備忘録(3/20)
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ロソきむ
2009年03月23日 23:54 visibility687
ども、ロソきむ@3連休は大忙しでした、です。
駆け足で振り返ってみたいと思います。
まず、JBLファイナル。
初めてバスケの試合を観戦しましたよ。
接戦で見ごたえがありました。
そして浦安カンファレンス。
携帯版のPivo!にレポートがアップされてますね。
気になったキーワードだけピックアップすると、
・コンセプトが重要。決めるのは選手。
・ボールをつけるのはGK。
・ゴール、保持、前進。開始、カウンター、速攻、遅攻。
・中ドリでパスコースを3つ確保。顔を出す。
・GKからのロングスロー禁止。プレス回避。
って感じかな。
職業柄、シト監督が使ってたフットサル戦術シミュレーションソフトが気になりました。
講義のあとは実地講習で、セグンドとヒューマンな人達の練習を見学。
短い練習時間を効果的に使う工夫、メリハリの利いたメニューで緊張感を演出するなど、さすがでした。
それとFUGAの円陣とか面白かったなw
後編へつづく。。。
(追記:シト語録)
「コンセプトが大事」
(スペインではどの年代でも一貫したコンセプトに基づいた練習を行っている)
「実戦に近ければ近いほど練習の効果は高い」
(練習のための練習にならないように)
「少ない練習時間の中ではフィジカルトレーニングに時間を割く余裕はない。だから練習内容にフィジカル的な要素を盛り込む」
(浦安は名古屋ではない、ってこと。ましてや一般的な競技チームには毎日2部練習する暇はない)
「FPが一直線上に並んだとき、他の3人は相手チームの選手だ」
(FIXOがボールを持ったときにALA2人が交叉した場合の話)
「(試合中に選択する)戦術を決めるのは監督ではない、(ピッチ上の)選手達だ」
「試合中にサインを出す余裕はない。その隙に相手がプレスをしかけてくるだろう」
(一昔前はバスケのようにサインを確認し合う、遅攻が主流だったが。練習でもサインを決めて、サインを確認し合ってから戦術練習を開始するのではなく、動きのある中でプレーを選択するように訓練する)
「自陣ゴール前でドリブルをする選手はずっとベンチを暖めることになるだろう。そのエリアは相手のアタッキングゾーンだからだ」
(ピッチを3分割したときの、後ろの3分の1のエリアでは監督の指示に従ってもらう必要がある)
「練習ではGKからのロングスローを制限した方が良い。プレス回避の術を学ぶために」
(かつてスペインではゴールクリアランスで直接相手陣地内にノーバウンドでボールを投げることを禁止するローカルルールを採用していた。そのため、プレス回避のための技術や戦術が発達した)
(2013.10.29追記)
教室講義 10:30~12:30 「フットサルにおける攻撃コンセプト」 ※撮影不可
実地講義 14:00~16:00 「フットサルの攻撃に関するトレーニングの紹介」 ※撮影可
ピッチを縦に3分割。
ピッチを横に3分割。
※ピッチを縦に3分割すると、相手ゴール前のアタッキングゾーン、中央のメイキングゾーン、そして自陣ゴール近くのゾーンとなる。稲葉や中島のようなドリブルのうまい選手はなるべくアタッキングゾーンでプレーさせたい。稲田のような得点力のある選手も相手のゴール近くでプレーさせたい。左サイドでのプレーを得意とする選手だったら左サイドでプレーさせたい。4人が動きながら、どこかのタイミングで得意とする位置でプレーできるようにする。
時間帯と位置、状況。
※試合の時間帯(5分、10分、20分、40分)やピッチのどの位置か、両チームの得点などの状況によって、プレーが変わる。
コンセプトが重要。
戦術を決めるのは監督ではなく選手。
※昔のフットサルの攻撃はバスケみたいに遅攻が主流だった。某Fチームでは20ものサインプレーがあるらしい。一昔前は攻撃の開始時にお互いにサインを確認し合い、組織プレーをやっていた。しかし現代のフットサルではサインを確認している暇はなく、もたもたしてるとすぐにDFに寄せられてプレッシャーをかけられてしまう。だから、ピッチ上にいる選手達がそのときそのときの判断で戦術を決めて動く。シト監督が就任したばかりの頃は選手からまずサインを決めるように求められた。そうではなくてピッチ上の選手達が判断するように指導した。ただ、最初に結果が出ていなかったら、すぐ首になっていただろう(笑)、とのこと。
クリアランスでボールの置き場所を決めるのはGK。
※近くの味方にボールをつけるのか、そこはスルーさせてアラに転がすのか、顔を出したピヴォに当てるのか、裏を狙うのか。
目的:ゴール、保持、前進。
※自陣ゴール近くではまずプレス回避が重要で、相手にとってはアタッキングゾーンとなるので、相手の近くでドリブルをすべきではない。2年前の藤井健太は自陣ゴール付近でドリブルをしていた。そのエリアでドリブルをする選手は常にベンチに座ることになる(試合に出れない)が、彼は賢いプレーヤーだったので、そのようなプレーはしないようになった。
※攻撃時にラインを上げたら、むやみにラインを下げない。ラインを下げてしまったら、折角プレス回避したのに、またプレッシャーに晒されることになってしまう。
段階:開始、カウンター、速攻、遅攻。
※「開始」とは、キックオフ、キックイン、ゴールクリアランス、フリーキックなどの場面。「カウンター」には直接的なものと間接的なものがある。相手のボールを奪ったときは直接的なカウンターだ。GKがシュートを止めたり、ゴールクリアランスになったときは間接的なカウンター。「速攻」と「カウンター」は似ているが、速攻とは手数をかけずに攻めること。
中にドリブルし、パスコースを3つ作る。
※底のサイドの位置でボールをもらったら、まずは中にドリブルする。そうすることで、パスコースを3つ作れる。もしFP4人が一直線上に並ぶ場面があったとしたら、残りの3人は相手チームの選手だ。
練習ではGKからのロングボール禁止。
プレス回避。
※過去にブラジルがスペインの後塵を拝した時期があったが、その時期、ブラジルの育成年代ではGKからのロングボールを多用していた。同時期にスペインではGKからのゴールクリアランスは一度自陣でワンバウンドしないといけないという独自ルールだった。それにより、スペインではプレス回避の技術や戦術が発達した。今ではスペインもFIFAのルールを採用したためロングボールを使えるようになったが、練習ではロングボールを禁止するべきだ。
4-0、3-1、2-1-1。
※浦安では3-1のことを「ブラジル」と呼ぶ。育成年代で最初に採用した方が良いフォーメーションが2-1-1だ。2-1-1の真ん中の1人はサイドを駆け上がってDFの裏を狙う。
「稲葉や中島のような選手にはアタッキングゾーンでドリブルを仕掛けてもらいたい。稲田には相手ゴール前で決定的な仕事をしてもらいたい。4人がポジションチェンジを繰り返しながら、例えば左サイドでの突破を得意とする選手が左サイドに来たときに仕掛ければ良い。」
2対1の場面では、ボール保持者がDFに向かっていって1対1を作り、もう1人がサポート(パスをもらう動きをすること)にまわる。
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- 事務局に通報しました。
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