チーム・スタイルの栄光(と挫折)5
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フジ
2010年08月29日 09:29 visibility40
2勝1敗と順調なスタートを切ったチーム・スタイル。
「試合だけでなく、練習もしよう」ということで8月に鐘ヶ淵グラウンドで練習をすることにした。
やはり、試合だけでなくチームでの練習が必要と判断されたのである。
これまで練習は各自で行うこととしていたのだが、画期的なことであった。
グラウンドは狭かった。
「これじゃ、フリーバッティングでボールが道路に飛び出ちゃうじゃん」
などと軽口をたたいていたが、ボールは道路に飛び出ることなく、せいぜいライト前のヒットがいいところであった……。
そうなると意地でもホームランを打ちたくなるもの。大振りをするうちに次第に調子を崩していったのであった。バッティングとは、難しいものである。
練習後、駅近くの焼き肉屋で舌鼓を打ちつつ、次の試合の検討に入った。次は一ヶ月後の9月に行うことが決まった。
2002年のこの年は雨にたたられるシーズンでもあった。
まず、9月に予定していた試合が雨で流れた。神宮へ行ったがものすごい降りになり、グラウンドの使用が不可となった。
試合が中止になったからと言って、解散するようなヤワなメンバーではない。信濃町駅ビルの居酒屋マルコポーロで飲み会が開催された。
開店の準備をしている女性店員に「早く入れろ!」のオーラを出しまくるメンバー。その気配にビビったのか、すこし早めだったが入れてくれた。
現在のマルコポーロと違い、改装前の頃だったので、店内は驚くほど広い。店の真ん中当たりにある大きいテーブルに陣取る。
野球談義に始まり、職場の話、日本の将来についてなど、多種多様な話題で大いに盛り上がった。その間、豪快に飲み、かつ食う。なんと8時間も飲み食いし、料金も一人当たり8000円を軽く超えていた。どんだけやってんだか……。
次の予定は、メンバーのスケジュールやグラウンド確保の問題もあり、12月になった。しかし、そのときも、朝から雨が降り中止となってしまったのである。もちろん、その日も飲み会をしていたのは言うまでもない。
かくしてチーム発足1年目は2勝1敗の成績で終わった。次回は2003年1月。ここで、チーム・スタイルの前に、強敵が現れたのである。
- 事務局に通報しました。
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