
野球は『番狂わせ』のスポーツ
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G.G.tomo
2009年06月24日 22:20 visibility82
WBC公式記録DVDを買いました。
MLB機構公認のこのDVDは、日本だけでなく全てのチームに視点を当てた内容になっており、テレビであまり見ることのなかった試合も収録されています。
日本2連覇で幕を閉じたWBC2009。
その試合の全てを見ると、今回は『番狂わせ』のゲームが多かったように思います。
格下と思われた中国が台湾に勝利したり、同じくイタリアがカナダに勝つ『番狂わせ』もあれば、これまで国際試合では必ず決勝に進んでいたキューバが、第2ラウンドで姿を消すという『番狂わせ』もありました。
今大会最大の『番狂わせ』は、ドミニカ共和国の第一ラウンド敗退でしょう。
ペドロ・マルティネス、エディソン・ボルケス、ミゲル・テハダと、オールスターチームと見間違えてしまうほど、数多くのメジャーリーガ−を揃えたドミニカ共和国。
ドミニカは優勝候補最有力チームと注目され、第一ラウンドを1位で通過することは、まず間違いないと言われていました。
しかし、蓋を開けてみれば、格下と思われたオランダに2度も敗れ、ドミニカ第1ラウンド敗退という誰も予想もしなかった結果となったのです。
オランダは、ドミニカと比べると野球はあまり盛んではないので、『プロ』と呼ばれる選手がほとんどいません。
「そんなチームがメジャーが揃ったチームに勝てるはずがない!!」という一般的な解答を打ち崩したのです。
私は、今回のWBCが始まる前から、オランダに注目していました。
2008年の北京五輪・一次予選の日本対オランダ戦。
序盤に点数を入れた日本。このままコールドへ持ち込むと思いました。
ところが、その後日本は追加点を入れることがありませんでした。
オランダの素晴らしいピッチングと、堅実な守備を見て「格下だと甘く見てしまった。」と思いました。
サッカーのワールドカップと違い、出場チームが少ないWBCですが、レベルの差はそんなにないものだと思います。
そもそも野球は、番狂わせが起こりやすいスポーツだと思います。
サッカーやバスケと違い、レベルが異なっても必ず攻める時があるし、守らなければならない時があります。
「ホームラン男」や「奪三振男」など、輝かしい能力を持つ選手だけでは勝てないスポーツなのです。
チームの団結力が勝利への決め手となります。
だからこそ、野球は「番狂わせ」が起こりやすいスポーツだと思います。
能力的にあまり高くない日本が優勝したのも、この団結力が非常に優れていたからだと思います。
しかし、次回は2連覇を達成した日本が、第一ラウンドで姿を消すということがあるかもしれません。
番狂わせが起きやすいスポーツですから。
野球はみんな同じレベル。格下はいないと言う目で、次回のWBCは注目しようとDVDを見てから思います。
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